ニンニクを使って、室内で簡単に“葉物野菜”を栽培する方法を紹介する動画が、TikTokで42万回以上再生されるなど注目を集めています。
話題になっているのは、家庭でできるさまざまな野菜の育て方を紹介している動画クリエイター・みかんぼーや1987さんの投稿。今回は、使い切れずに余ってしまったニンニクから葉物野菜の「葉ニンニク」を収穫する方法を紹介しました。
用意するのはニンニクとフタがくり抜かれた空き缶、ダイソーで売っている「鉢底ネット」。根が突き抜けやすいように先端部を切り落とした鉢底ネットを空き缶にセットし、同じくダイソーで購入した「ろ過ウール」をちぎって入れます。ウールを湿らせながら缶いっぱいに水を注ぎ、そこに薄皮をむいたニンニクをお尻のほうから刺したら栽培スタート。
水は3日に1回程度の頻度で入れ替え、適宜日光に当てつつ成長を見守ります。すると発芽した芽は、栽培開始からわずか9日で草丈25センチほどにまで成長しました。
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スプラウトニンニクとして食べるならこの段階で収穫してもOKですが、今回は缶を大きなものに替えつつ栽培を続行。また、片方は水のみ、もう片方は液体肥料を使って育て、成長の違いを調べる実験も同時に行います。
●まだまだ伸びる葉ニンニク、最終的には……
その後もニンニクの葉は順調に伸びていきますが、27日目には根元に白カビを発見。こんなときはカビを水で洗い流したり、殺虫剤を用いたりすればカビを対策できます。カビの原因となった球根の古い皮をむくと、らっきょうのようなものが出てきました。これが分球することで、普段よく目にするニンニクになることが分かります。
このまま新しいニンニクが採れるまで育てたいところですが、栽培29日目でいったん葉ニンニクを収穫。この時点で、草丈は80センチを超えるほどに成長しています。水のみで育てたほうと液体肥料を使ったほうを比べても、成長の度合いにほとんど差はありません。球根に大量の栄養が含まれているので、葉ニンニクを育てるときは水だけでも十分だと分かりました。
収穫した葉ニンニクを豚肉と炒めて食べてみると、「ニンニクの風味がする葉物野菜」といった感じでとてもおいしかったとのこと。ちなみに、収穫する際に根元を5センチほど残しておいたところ、1回目ほどではないものの再び葉ニンニクを育てることができました。
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●「水だけでこんなに!」「参考になります」
ニンニクが葉物野菜に生まれ変わる栽培術に、コメント欄には「発想がすごいです!」「水だけでこんなに! にんにくって栄養ある、とは思ってましたがこんなにもあるんですね」「参考になります」「やってみたいです」「自分は土に埋めて育ててました」などの声が集まりました。
みかんぼーや1987さんは、ほかにも空き缶やペットボトルなどを使った「省スペースでもできる家庭菜園」の動画をTikTokやYouTube、Instagramに投稿しています。
動画提供:みかんぼーや1987さん
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