1995年には押井守が監督を務めた劇場アニメーション『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』、2002年に神山健治が監督のテレビアニメーション『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』、2013年に黄瀬和哉が総監督の劇場アニメーション『攻殻機動隊ARISE』が公開。そして、2017年にハリウッド版実写映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』、2020年に神山健治、荒牧伸志のダブル監督で制作された配信アニメーション『攻殻機動隊SAC_2045』が発表された。
劇場アニメーション、テレビアニメーション、ゲームなど様々な広がりを見せるが、それぞれ漫画とは違った独自の物語、解釈や表現で展開されている。また2026年には、サイエンスSARUがアニメーション制作を担当する新作TVシリーズの放送も決定している。
その革新的な映像表現と哲学的テーマで、35年以上にわたり世界中のファンを魅了してきた『攻殻機動隊』。昨年2024年2月1日には、 TVアニメ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』の初回放送から20年を迎えた。
物語の中核をなす出来事“笑い男事件“の作品設定上の発生時期を現実で迎え大きな話題となったが、2025年も再び「笑い男」が舞い戻ったようだ。
公式SNSに投稿された映像には、“笑い男マーク”が時折入る。これは『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』作中時系列の2024年2月1日より、約3か月間にわたり発生したサイバーテロ事件において象徴的に使用されたマークである。