【カーリング】ロコ・ソラーレが“ブラシ問題”に声明 日本選手権では従来の製品を使用

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2025年02月01日 13:25  日刊スポーツ

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吉田知那美(2024年1月撮影)

カーリング女子で2022年北京オリンピック(五輪)銀メダルを獲得したロコ・ソラーレが“ブラシ問題”に声明を出した。


2月2日に開幕する日本選手権を前に「日本カーリング選手権横浜2025における使用ブラシパッドについて」と題した文書をX(旧ツイッター)に掲載。同大会では、スイープ機能を向上させた2メーカーのパッドを使用しないことを宣言した。


2メーカーのパッドを巡り、世界カーリング連盟の決定に選手側が反発していた。同連盟は2製品について、仕様基準を満たしているとして使用を認めた。一方、選手は氷上のパフォーマンスに差が出ると主張。1月14日には、ロコ・ソラーレや北海道銀行、中部電力を含むグランドスラム出場全チームが、テストの方法などに疑問を示し、声明を発表した。「今後高性能なテストが行われた場合、違反に当たる可能性がある」として、現段階では当該パッドは使用しないと宣言し、より精度の高いテストと結果の公表を求めた。


同25日、同連盟は「グランドスラム側から提出された実地スイーピングテストの結果は、使用許可を取り下げる十分な証拠とはならない」として、引き続き使用を認める判断を下した。今後は、科学的研究機関協力のもと用具のテストを実施するとした。


これを受け、ロコ・ソラーレは「違反ではないという決定的な証拠を得た」との発表があるまで、当該パッドは使用しないことを決定。今大会はこれまで通り「ハードライン社のブラシパッドを使用しカーリング精神のもとでプレーするという答えを出しました」と説明した。


また、吉田知那美(33)が自身のインスタグラムを更新。「ロコ・ソラーレとはどんなチームでいたいのか、そしてどんな選手でいたいのかをいつも何よりも大切にしています」「カーリングファンのみなさんに心から楽しんでもらえる試合をつくりたいと思い続けています!心の底から楽しんでもらえますように!!!」などと思いをつづった。

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