日本代表GK鈴木彩艶が所属するパルマ・カルチョのマウロ・ペデルツォーリSD(スポーツ・ディレクター)が、チームを率いるファビオ・ペッキア監督への信頼を強調した。1月31日にイタリアメディア『ジャンルカ・ディ・マルツィオ』が報じた。
パルマは1月31日のセリエA第23節でレッチェと対戦し、鈴木はフル出場を果たした。パルマは34分にPKで先制したものの、直後に追いつかれると、後半に2失点を喫して1−3で敗戦。リーグ戦直近10試合で2勝2分6敗と苦しい戦いが続いている。
そして、試合終了のホイッスルと同時に、不甲斐ないパフォーマンスに苛立ったファンによるブーイングの嵐が巻き起こった。チームや経営陣を叱責する怒号が響いただけでなく、一部のファンがスタンドやスタジアム周囲で緊張状態となり、警察による封鎖が行われたようだ。
ペッキア監督の将来に関する疑念が深まるなか、ペテルツォーリSDはレッチェ戦後に「今夜の結果は、私たちの監督やテクニカルスタッフに対する信頼を損なわせるものではない」と語り、指揮官の続投を明言。同SDは次のように言葉を続け、今後の巻き返しをファンに約束した。
「苦い結果、とても悪い夜だったが、何があっても前に進むと決意した。なぜなら、まだ15試合残っているからだ。私たちはこれまで以上に取り組みたい、取り組むべきと思っている。私たちには若く、興味深いが、経験値の浅い選手たちが多い。私たちには、ある状況下での狡猾さやずる賢さといったものが欠けている」
「抗議について? ファンの悔しさは私たちのものと同じだ」
降格圏の18位に沈むパルマは次節、暫定勝ち点差「1」の16位カリアリとの直接対決に臨む。
【ハイライト】パルマ 1−3 レッチェ