【根岸S予想】狙うなら好ポジからの上がり最速タイプ? 過去データから探るGIII根岸S

1

2025年02月02日 07:35  netkeiba

  • 限定公開( 1 )

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

netkeiba

逃げ候補ドンフランキーは先行馬不調の傾向を覆せるか(c)netkeiba
 今週からは、開催が替わり「東京・京都・小倉」の3場となる。

 重賞は日曜日にGIII戦がふたつ。月末のGIフェブラリーSへのステップの根岸S(GIII・東京・ダート1400m)、GI高松宮記念へつながる芝短距離ハンデ戦のシルクロードS(GIII・京都・芝1200m)が行われる。

 今週は根岸Sのほうをピックアップ。いつものように過去10年データから馬券のヒントになるポイントを探っていこう。

1.1番人気は連対率70パーセントと堅調!

 まずはいつものように上位人気の成績から。1番人気馬は過去10年で6勝とかなり堅実。成績は[6-2-0-2]で連対率80パーセント、馬券軸としてかなり信用高い数字になっている。今年もどの馬が1番人気になるかには注目だ。

 2番人気馬は[1-2-4-3]でこちらも馬券圏内70パーセントという好成績。3番人気馬は[1-2-0-7]で一段落ちる。

 上位3番人気までではない勝利は2回。どちらも6番人気が勝っている。7番人気以降の馬の勝利はない。軸馬として選ぶならば3番人気以内、広げても6番人気以内というのが正攻法となるだろう。

2.上位3番人気の占有率は6割にも?

 項目1の続きになるが、過去10年馬券圏内30頭のうち、上位3番人気までの馬は18頭にも及ぶ。つまり馬券圏内占有率としては60パーセントということ。

 しかも上位3番人気までのうち、2頭が絡むというケースも10年で8回も起きている。かなり堅めの組み合わせが多い根岸Sなのだ。

 ちなみに、10番人気以下で馬券になっているのは3頭。21年10番人気2着ワンダーリーデル、16年10番人気3着グレープブランデー、15年15番人気3着アドマイヤロイヤルの3頭。

 共通項としてはいずれの年も稍重か重馬場だったこと。良馬場では10番人気以降の人気薄は馬券になっていない。

3.今年も関西馬優勢?

 根岸Sは、東京競馬場開催ながらやたらに関西馬が強いレース。過去10年で上位3頭がすべて関西馬というケースが8回もある。例外は18年と23年だけ。

 しかも過去10年での馬券圏内30頭中、27頭が関西馬で占められている。今年も人気上位は関西馬中心になりそうだが、関東馬はどこまで反撃できるのだろうか。

4.枠の内外に内枠有利なし?

 過去10年で勝ち馬が出ている枠は6つ(2、3、4、6、7、8枠)。このうち、2、6枠はそれぞれ2頭以上の勝馬は出ているものの、2、3着になっていない。全体的にわずかに成績良いのは4枠。ただほぼ枠の有利不利傾向はないといえそうだ。

 ちなみに面白いのは6枠11番。過去10年で3勝を挙げている。しかしこの6枠は2、3着がないという極端な成績。今年はR.キング騎手鞍上のアルファマムが入ったがどうなるか。

 あとは例年指摘している馬番の死に目も継続中。馬番4、9、12番は過去10年で馬券になれていない。

5.先手取る馬には厳しいレース?

 どうやら根岸Sは逃げタイプには厳しい一戦。過去10年、先手を取った馬はことごとく馬券圏外へと沈んでいる。成績良かったのは22年4着に残ったジャスティン、昨年4着ヘリオスくらい。あとはほとんどの逃げ馬が2ケタ着順になっている。

 一方、レースで上がり最速を出している馬は、過去10年で8回馬券圏内キープできている。とはいえ、上がり最速で勝っているのは3頭だけ。ある程度の位置を取れて、良い上がりを繰り出せるタイプが勝利している。過去例から見ると、上がり34秒台を出せる脚は大きな武器になるだろう。

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定