発生から100時間を超えた埼玉県八潮市の道路陥没事故の現場では、重機作業のためのスロープが完成し、本格的な救助活動が始まっています。
先月28日に発生した埼玉県八潮市の道路陥没事故は、トラックとともにできた穴に落下した男性運転手(74)の救助活動が進められています。
現場ではきょう、当初の予定よりも早く重機が穴に入りやすくするためのスロープが完成し、がれきの撤去作業も始まりました。
男性運転手が陥没した穴に落下してから100時間を超え、消防などは男性の救助を急ぎたいとしています。
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八潮市ではあす未明から雪や冷たい雨になる予想ですが、県は2次被害の防止に努めながら作業にあたるとしています。
また、消防は救助作業にあたり、穴の中の湧き水への対応についても検討しているということです。
大野元裕 埼玉県知事が現場訪れ「スロープの完成」明らかに(2月1日午後4時5分)発生から5日目となった埼玉県八潮市の道路陥没事故の現場を大野知事が訪れ、重機を穴に降ろすためのスロープが完成したと明らかにしました。
大野元裕 埼玉県知事
「つい先ほどスロープについては当初の予定が終わり完成をした」
埼玉県の大野知事は昼ごろ、八潮市の交差点で陥没した穴に、トラックが落下した事故の現場を訪れました。
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険しい表情で被害の状況や救助活動の進捗状況の説明を受けた大野知事は、その後取材に応じ、重機を降ろすために作られていたスロープが完成したと明らかにしました。
大野元裕 埼玉県知事
「これからがれきを除去して、二次災害を避けながら一刻も早い救出に繋げる」
県と消防は夕方にも重機を穴の中に入れて、がれきや土砂を取り除き、本格的な救助活動を行うとしています。
発生からまもなく100時間 夕方にも重機を穴に入れ“救助活動本格化”(2月1日午後1時34分)埼玉県八潮市の道路陥没事故は、発生から5日目となりましたが、陥没でできた穴に転落したトラックの男性運転手の安否は、いまも分かっていません。消防などはきょう夕方にも穴の中に重機を入れ、本格的な救助活動をするとしています。現場から中継です。
陥没した交差点が見える安全な場所からお伝えします。男性運転手(74)の安否はいまも分かっておらず、救助活動は夜を徹して行われ、現在も続いています。
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現場では、重機が穴に入りやすくするためのスロープをつくる工事が進められていて、きょう夕方にも重機が穴の中に入れる見通しです。
消防などは、安全が確認され次第、重機と救助隊員を穴の中に入れ、がれきと土砂の撤去作業に取りかかる予定です。男性運転手が陥没した穴に落下してから、まもなく100時間となり、消防などは、男性の救助を急ぎたいとしています。
また、埼玉県の大野知事が先ほど、現場を訪れ、救助活動の進捗状況や周辺のインフラ状況について確認をしていました。
八潮市ではあす未明から雪や冷たい雨になる予想で、天気が新たな救助の障壁になる前に男性を救助すべく、現場では懸命の作業が続いています。
道路陥没はトラック転落のわずか4秒前(2月1日午前6時14分)陥没が発生したのはトラックが転落するわずか4秒前だったことが分かりました。先月28日、八潮市の交差点で道路が陥没する瞬間を捉えたドライブレコーダーの映像です。
道路に突然、大きな穴があき、トラックが転落するまで、わずか4秒の出来事でした。
発生から丸4日が経過しようとしていますが、運転手の男性(74)の救助は難航していて、消防は男性が穴の下にある、破損した下水道管に落ちた可能性もあるとみています。
現場では重機を穴の中へ入れるためのスロープづくりが続いていて、埼玉県はきょう(1日)夕方、重機が穴に進入できるようになるとの見通しを示しています。
81時間経過も救助難航 「重機の進入は1日夕方ごろになる見込み」(1月31日午後7時36分)消防によりますと、破損した下水道管の直径は4メートルから5メートルで、トラックの男性運転手はそこに落ちてしまっている可能性も考えられるということです。
男性運転手がいるとみられる運転席部分は目視では確認できない状態で、まずは重機を穴の中へ入れるためのスロープづくりが最優先で進められています。
そして県は先ほど、「重機の進入が可能になるのは、あす夕方ごろになる見込み」だと明らかにしました。現場では懸命の作業が続けられています。
発生から72時間経過 穴の直径は約40m、深さ約15mに(1月31日午前9時59分)埼玉県八潮市で道路が陥没しトラックが転落した事故は、発生から72時間が過ぎましたが、男性運転手の安否はいまも分かっていません。救助活動が行われている現場から中継です。
現在は、重機を使い、穴の付近のがれきを取り除く作業が行われています。
穴の直径はおよそ40メートル、深さはおよそ15メートルに広がっていて、危険な状況での救助活動となっています。
運転手の男性(74)は今も穴の中に取り残されたままで、安否は分かっていません。
現場では、きのうから重機が穴に入りやすくするためのスロープをつくる工事が急ピッチで進められていて、県などはきょう中の完成を目指していますが、スロープが完成しても重機が通れるようになるには数日がかかる見通しです。
生存率が大幅に下がるとされる72時間が過ぎていて、現場では一刻も早い救助が急がれます。
発生から6日目となった埼玉県八潮市の道路陥没事故。消防によりますと、穴の内部の水位の上昇により、救助活動はきのう(1日)から一時中断しています。
現場にはきのう、転落したトラック運転手(74)の救助活動を進めるためのスロープが完成しました。
しかし消防は、穴の内部の水位が上昇したため、作業員らの安全を確保する目的で、きのう夕方からスロープ下での救助活動を中断しています。
現場では、がれきなどを撤去する作業が進められていて、消防は現場の安全が確認でき次第、救助活動を再開したいとしています。