鶴巻和哉監督&脚本の榎戸洋司氏、MAV戦術の誕生秘話「2対2で戦う状況だと…」 ふっと思いつく

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2025年02月02日 14:38  ORICON NEWS

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(左から)土屋神葉、鶴巻和哉監督、榎戸洋司氏(C)ORICON NewS inc.
 サンライズとカラーの共同制作の「ガンダム」シリーズ最新作『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)』。テレビシリーズの放送に先駆け、一部話数を劇場上映用に再構築した劇場先行版『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』の大ヒット記念舞台あいさつが2日に都内で行われ、シュウジ・イトウ役の土屋神葉、監督の鶴巻和哉氏、シリーズ構成・脚本の榎戸洋司氏が登壇した。

【動画】『ジークアクス』制作秘話を明かす鶴巻和哉監督&榎戸洋司氏 庵野秀明氏の裏話も

 本作は「エヴァンゲリオン」シリーズを手掛けるスタジオカラーとガンダムシリーズを手掛けるサンライズによる新たなガンダムシリーズ。日本テレビ系列にて放送を予定している。2021年公開の『シン・エヴァンゲリオン劇場版』をはじめとする『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズにて監督を務めた鶴巻和哉氏が本作の監督を務め、シリーズ構成は榎戸洋司氏、メカニカルデザインは山下いくと氏と豪華スタッフ陣が集結した。

 動員100万人を超えるなど大ヒットとなっている本作。MAV戦術の秘話も明かされた。榎戸氏は「クランバトルのアイデアが監督の方から出てきて。2対2で戦うモビルスーツ戦という設定をいただきました。2対2で戦う状況だと、最近の言葉ではバディというのが使われている。もともとの富野(由悠季)監督のニュータイプの概念の中にも、ニュータイプは1人ではなくて、アムロとララァみたいに対になる存在がいて、そこで精神が交換されて、よりニュータイプの能力が発現していくっていうのがあった。2人組はガンダムの中では意味のある組み合わせだなと思った。そこを分かりやすく、この作品ならではの様式でできるようなネーミングないかなと思っていた時に、ふと『マヴ』という言葉が思い浮かんで。どうにでも解釈できていい言葉じゃんと。監督に提案してみたら、監督も気に入ってもらえて。MAV戦という軍事用語でもあるし、日常日常の中でも2人組の友達、恋人でも『マヴ』と呼んでる世界はどうかなと思って。最近、友達とか親友という言葉が、どんどん捉えづらくなってきてるなと思ってる部分もあって。ネットで知り合ったこともない人を友達認定する。本当に友達なのかな、という疑問もあったりしたんです。友達を共通の言葉として捉えられないから、だったらあえて『マヴ』というの作っちゃったらどうかなと思ったんです」と明かした。鶴巻監督は「さっき言った通り日常でも使えて、軍事用語でも使えるのは面白いなと思った」と振り返っていた。

 本作は、主人公であるアマテ・ユズリハ(マチュ)の声は黒沢ともよが担当。そのほか、ニャアン役を石川由依、シュウジ・イトウ役を土屋神葉が務める。

■『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)』あらすじ
宇宙に浮かぶスペース・コロニーで平穏に暮らしていた女子高生アマテ・ユズリハは、戦争難民の少女ニャアンと出会ったことで、非合法なモビルスーツ決闘競技「クランバトル」に巻き込まれる。

エントリーネーム「マチュ」を名乗るアマテは、GQuuuuuuX(ジークアクス)を駆り、苛烈なバトルの日々に身を投じていく。

同じ頃、宇宙軍と警察の双方から追われていた正体不明のモビルスーツ《ガンダム》と、そのパイロットの少年シュウジが彼女の前に姿を現す。

そして、世界は新たな時代を迎えようとしていた。


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