ラグビー日本代表でフランス1部トゥールーズのSH斎藤直人(27)が、異国での戦いへ活力を得た。
2日、横浜市内でJAL主催のラグビー教室にゲストで登場。グラウンドで中学生にパスのコツなどを伝え、トークイベントでも元日本代表の大西将太郎氏(46)とともに、自身の体験談を伝えた。終始笑顔で交流し「自然と一緒に楽しんでいました。うまいこと言えるタイプではないので、素直に思っていることや、経験してきたことを伝えられたらと思っていました」とイベントを振り返った。
今季はフランス1部で3連覇を目指すトゥールーズに加入。同じSHには同国代表の世界的スターで、24年パリ五輪(オリンピック)では7人制でも金メダル獲得に貢献したアントワーヌ・デュポン(28)がいる。他にも各国代表がズラリと並ぶ強豪でしのぎを削り「これまでとの一番の違いは自分がイニシアチブを取って(先導して)プレーする。自分が動いたことに対して、周りが反応する。逆もしかりで、周りに自分が反応する。目の前の状況にそれぞれが判断し、プレーしていくことは大きな違いです」。陣地を挽回するSHからのキックの重要性も再確認し、日々の練習から意識的に取り組んでいる。
現在は欧州6カ国対抗が行われており、1週間ほどのオフで一時帰国。再び渡仏し、16日の敵地クレルモン戦へと備える。シーズン前半では風邪のため出場機会を逃すことがあったといい「気持ちを切り替えないと」と丸刈りにした。昨夏のフランス移籍後、初の一時帰国で気分転換し「今、シックスネーションズ(欧州6カ国対抗)でデュポンがいなくなり、よりアピールできるチャンス。練習から1つ1つに集中して、もらえたチャンスでいかにパフォーマンスを出すか。目の前に集中したいです」と気合を入れた。【松本航】
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