【東京新聞杯見どころ】今年の飛躍を期するブレイディヴェーグが巻き返す

　まだキャリア7戦と上昇の余地が十分にあるブレイディヴェーグ。前走でマイル戦にもメドが立ち、好メンバー相手でも力上位だ。出走を予定している主な有力馬は次の通り。

■2/9(日)　東京新聞杯(4歳上・GIII・東京芝1600m)

　初めてのマイル戦がGIだった前走のブレイディヴェーグ(牝5、美浦・宮田敬介厩舎)。それでも勝ち馬ソウルラッシュなどキャリア豊富なマイラーに挑んでコンマ4秒差なら悲観する内容ではない。しかも世界の強豪チャリンには先着。むしろポテンシャルの高さを再認識したと言っていい。今回は3戦3勝と無敗の東京コース。今後の飛躍のためにも負けられない。鞍上はC.ルメール騎手。

　休み明けの鉄砲実績が光るボンドガール(牝4、美浦・手塚貴久厩舎)。直線で不利があったNHKマイルCを除けば安定感抜群の成績。昨秋も牝馬限定戦とはいえ重賞で常に上位争い。東京コースには良績があり、この馬も今年は躍動する。鞍上は武豊騎手。

　その他、前走3着もGI勝ち馬に先着したオフトレイル(牡4、栗東・吉村圭司厩舎)、芝の重賞では崩れがないハイレベル世代の皐月賞馬ジオグリフ(牡6、美浦・木村哲也厩舎)、京都金杯を勝ち8歳馬といえまだ衰え知らずの昨年の覇者サクラトゥジュール(セ8、美浦・堀宣行厩舎)、同舞台の富士Sで鋭い決め手を発揮したジュンブロッサム(牡6、栗東・友道康夫厩舎)、東京コースでの実績があるウォーターリヒト(牡4、栗東・河内洋厩舎)などが鎬を削る。発走は15時45分。