浦和レッズは3日、昨シーズン限りで現役を引退した興梠慎三氏がパートナー本部パートナー営業担当ならびにアカデミー・ロールモデルコーチとして活動することと、同じく昨シーズン限りで現役を引退した宇賀神友弥氏がトップチームの強化担当に就任することを発表した。
現在38歳の興梠氏は鹿島アントラーズでプロキャリアを始めた後、浦和と北海道コンサドーレ札幌でプレー。浦和には2013シーズンから2024まで在籍し、J1通算では526試合出場で歴代2位となる168ゴールを記録していた。
また、現在36歳の宇賀神は浦和レッズジュニアユース、浦和レッズユースを経て、流通経済大学在学中の2009年に浦和の特別指定選手となり、2010年に浦和に加入した。2021シーズン限りでチームを離れ、2022年から2シーズンはFC岐阜でもプレーし、2024年に浦和に復帰を果たしたが、昨シーズン限りで現役を引退。キャリア通算ではJ1リーグで294試合出場16得点などを記録した。
再び浦和に在籍することになった両者は同クラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。
■興梠慎三氏「パートナー本部パートナー営業担当、アカデミー本部アカデミー・ロールモデルコーチ(兼務)」
「昨年プロ生活を終える決断をした後、自分ができることややるべきことを考えました。その結果、選手時代にお世話になったすべてのみなさまへの恩返しのためにパートナー営業に、そして将来目指す監督に必要な経験とスキルを身に付けるため、アカデミーコーチに関わりたいという意思をクラブへ申し出ました。今回自分の意思を尊重していただいたことは大変ありがたいことであり、心から感謝しています」
「パートナー営業活動では、さまざまなイベント参加や企業訪問を通じてビジネスパーソンとしての経験を積んでいきます。既存のパートナー企業のみなさまとのさらなる連携強化や、新しいパートナー企業のみなさまともご縁をつなげていけるように努めていきたいと考えています。また、自分が持つサッカー技術のすべてをアカデミー選手へ伝えながら、指導者としてのレベルを向上させ、アカデミー選手と共に成長していくことを目指しています」
「ファン・サポーターのみなさまをはじめ、これまで浦和レッズの興梠慎三を応援してくださったみなさま、これからも浦和レッズ、興梠慎三をよろしくお願いいたします」
■宇賀神友弥氏「トップチームの強化担当」
「トップチームの強化担当に就任することになりました。みなさんに公言した次の夢を叶えるために全力で努力をしたいと思います。また、堀之内スポーツダイレクターをサポートするとともに、クラブの最大の目標であるJ1リーグ優勝の力になれるよう頑張ります」