折りたたみ式で開閉できるMini-ITXケースが話題に

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2025年02月03日 17:31  ITmedia PC USER

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TSUKUMO eX.に並ぶ「Model 0 Flamingo」

 先週(1月29日週)、PCケースの新製品で話題を集めていたのはSuzhou Geometric Future TechnologyのMini-ITXモデル「Model 0 Flamingo」だ。価格は2万4000円前後となる。


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●Geometric Future「Model 0 Flamingo」が2.4万円でデビュー


 本製品は、マザーボード固定面を底にして、6面展開図のようにケース全体を開くことができる折りたたみ構造を採用しているのが特徴だ。離れた面同士はマグネットで固定可能なので、ツールレスで素早い開閉を行える。


 電源ユニットには、80PLUS BRONZE認証を取得した独自仕様の定格200Wタイプが組み込まれている。ボディーサイズは約206(幅)×208(奥行き)×81(高さ)mmで、CPUクーラーは全高60mm以下のものに対応する。付属のスタンドの取り付け面を変えることで、平置きと縦置きを選択可能だ。


 入荷したTSUKUMO eX.は「小型マシンで頻繁に内部をメンテナンスしたい人には魅力的なケースですよね。電源付きなので、お値段的にも納得な人が結構多いんじゃないかと思います」と評価していた。


 オリオスペックも「CPUクーラーの高さ制限はあるものの、約60mmまでいけるので割と選択肢は確保できると思います。いろいろな使い方が楽しめそうですね」と話していた。


●連続読み出しが毎秒最大7250MBのPCIe 4.0 SSDがWDから登場


 Western Digitalからは、PCIe 4.0接続のM.2 SSD「WD_BLACK SN7100」シリーズが登場している。2TBと1TB、500GBモデルがあり、価格は順に2万2000円前後と1万4000円前後、9000円弱となる。いずれもヒートシンクは別途用意する必要がある。


 2TB/1TBモデルなら連続の最大読み出し速度が毎秒7250MB、書き込みは同6900MB、500GBモデルでも読み出しが同6800MB、書き込みが同5800MBの速さを実現している。TSUKUMO eX.は「現状主流のPCIe 4.0接続で、高速なSSDを求める人に刺さる仕様だと思います。やはり1TBと2TBが中心になるでしょうね」と話していた。


 なお、先々週には同社からデータセンター向けの3.5インチHDD「Ultrastar DC HC590」シリーズも投入されている。価格は現行最大容量を更新する26TBの「WUH722626ALE6L4」が13万円弱、24TBモデルが「WUH722624ALE6L4」が11万4000円弱だ。


 また、「Ultrastar DC HC580」シリーズに属する22TBモデル「WUH722422ALE6L4」も、10万4000円弱でデータセンター向けHDDのラインアップに加わっている。


 パソコンSHOPアークではHC590シリーズの初回入荷分は既に売り切れで、再入荷品がストックされているという。「4台で100TBを超える大容量になりますから、高価ながらニーズは確実にあるということなんじゃないかなと思います」という。


●キオクシアからはPCIe 5.0 SSD対応の新シリーズ登場


 キオクシアからは、PCIe 5.0接続のSSD「EXCERIA PLUS G4 SSD」シリーズが投入されている。取材した1月31日時点の価格は2TBモデルが3万4000円弱、1TBモデルが2万円弱で、登場直後は2万4000円弱と1万3500円前後だった。


 連続の読み出し最大速度は2TBモデルで毎秒1万MB、書き込みは同8200MBとなる。1TBモデルも読み出しは変わらず、書き込みは同7900MBだ。


 TSUKUMO eX.は「初回入荷の価格はかなりコスパが良くて好調に売れましたね。現在の価格になって勢いは落ち着きましたが、PCIe 5.0接続ながら発熱を抑えた設計になっているので、そこを評価する声は変わらずありますね」と話していた。


●ASRockからMini-ITXマザー登場もKなしCore Ultraは静かな出だし


 1月24日に、Intelから末尾KなしのCore Ultra搭載モデル「Core Ultra 5 235/225/225F」(価格は5万2000円弱〜4万7000円弱)が登場しているが、その反響はまだ広がる前段階とみるショップが多かった。あるショップは「Kなしとはいえ、まだまだ高価ですからね。それなら従来のCore iシリーズを求めるという人が多いのが現状です」という。


 そうした中でも、Core Ultra対応の下位チップセットであるIntel B860を搭載したマザーボードのラインアップは増えている。先週はASRockから「Phantom Gaming B860I Lightning WiFi」が売り出された。価格は4万3000円弱だ。


 ゲーミング仕様のMini-ITXマザーボードで、Wi-Fi 6Eの無線LANに加え、2.5GbE対応の有線LANや1基のThunderbolt 4、2基のM.2 NVMe SSDスロット(うち1基はPCIe 5.0対応)などを備えている。



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