奥能登の人口、1割近く減少 地震・豪雨で被害 石川県が統計発表

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2025年02月03日 17:42  毎日新聞

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毎日新聞

石川県庁=金沢市で、日向梓撮影

 石川県は3日、1月1日現在の人口統計を発表した。2024年元日の能登半島地震やこの年の9月に発生した能登豪雨で大きな被害が出た奥能登地域(輪島市、珠洲(すず)市、穴水町、能登町)の人口は計5万535人で、この1年間で1割近い4678人減少した。減少数は前年の同じ時期の倍以上で、特に豪雨後は減少傾向が強くなっていた。


 今年の元日現在の人口と前年比は、輪島市1万9711人(2192人減)、珠洲市1万523人(1198人減)、能登町1万3427人(850人減)、穴水町6874人(438人減)。輪島市は人口が2万人を割り込み、珠洲市も1万人割れが迫る。


 奥能登地域では地震前から、少子高齢化により人口が減り続けていた。22年元日時点の1年間での減少数は1671人、23年は1888人、24年は1947人だったが、いずれの年も2000人を下回っていた。


 能登豪雨でも被災した輪島と珠洲、能登の3市町では、24年10月以後の転出者数の多さが目立つ。珠洲市では12月に81人が、能登町では11月に62人が転出していて、ともにこの年の5月以降最多だった。【深尾昭寛】



このニュースに関するつぶやき

  • 復旧をあからさまにしない体制取ってればそりゃ人は減るだろうよ 離れる人達土地や建物の権利は手放しちゃダメだよ?
    • イイネ!4
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