西武鉄道は3日、甲種輸送仕様とした101系「赤電」色の車両を対象に、白糸台車両基地で3月2日に撮影会を開催すると発表した。対象車両は、かつて西武鉄道で活躍した701系のデビュー当時の色である「レッド×ベージュ色」のデザインを施した「1253F」とのこと。
多摩川線は他の同社路線とつながっていないため、車両の入替えはJR線を介した甲種輸送で行われる。今回の撮影会で、101系「赤電」色は自動連結器や反射板を取り付け、車内に甲種輸送用空気タンクを設置した甲種輸送時の仕様を再現する。
イベントは現役の駅係員・乗務員発案企画として、普段立ち入ることのできない白糸台車両基地構内ピット線で開催。車両外観をはじめ、運転台、方向幕(現行101系全コマ)、急行「奥武蔵」「奥秩父」のヘッドマークを撮影でき、運転席に着座する機会も用意される。参加特典として、実際に使用していたカット方向幕1コマをプレゼントする。
3月2日に10時10分から11時30分までの回(80分)と、13時10分から14時30分までの回(80分)を開催。開催場所は白糸台車両基地構内。受付・集合は白糸台駅改札口前で行われる。
「EMotオンラインチケット」の「埼玉」「東京・神奈川」エリアから「101系(赤電) 甲種輸送仕様 撮影会」を選択。2月6日11時から2月24日23時59分まで各回20名(合計40名)の参加者を募集する。参加費用は1万6,500円。先着順のため、募集人員上限に達した場合は購入できない。(木下健児)