ヨーロッパの冬の移籍市場のデッドラインが迫る中、トッテナムがクリスタル・パレスのイングランド代表DFマルク・グエイに対しオファーを提示したようだ。2日、イギリスメディア『BBC』、『スカイスポーツ』が伝えている。
現在24歳のグエイはセンターバック(CB)を主戦場とするプレーヤーで、チェルシーの下部組織出身。2019−20シーズン途中にトップチームデビューを飾ると、スウォンジーへのレンタル移籍を経て、2021年夏にクリスタル・パレスへ活躍の場を移した。同クラブではここまで公式戦通算139試合出場し8ゴールを記録。イングランド代表でも22試合に出場している。
クラブとの契約が2026年6月までとなっているグエイに対しては古巣チェルシーから関心を寄せられているとも報じられていた中、DF陣に負傷者を多く抱えるトッテナムが7000万ポンド(約135億円)という破格のオファーを提示したようだ。しかし、『BBC』によると、クリスタル・パレスはこの巨額のオファーを拒否し、グエイは残留する可能性が高いとのこと。
『スカイスポーツ』は、グエイが今冬の移籍市場で移籍する可能性が極めて低いと指摘しながらも、クリスタル・パレスとの契約があと1年となる今季終了後に再びトッテナムが獲得に乗り出す可能性が高いと報じている。また、グエイに対してはトッテナムの他にもニューカッスルが強い関心を寄せているという。
現在14位と低迷するトッテナム。1日にオーストリア代表DFケヴィン・ダンソを期限付きで獲得したことを発表したものの、1月31日のヨーロッパリーグ(EL)第8節IFエルフスボリ戦で負傷したルーマニア代表DFラドゥ・ドラグシンのケガが予想以上に深刻だと見られていることから、新たなDF獲得を急いでいると報じられている。果たして、冬の移籍市場のデッドラインがギリギリとなっている中でトッテナムは新戦力を獲得することができるのだろうか。