福岡ソフトバンクホークス・王貞治会長、吉田義男さんの功績たたえ追悼「誰にも真似できない素晴らしい華麗な守備」

　阪神タイガースの元監督・吉田義男さん（※吉＝土の下に口）が3日、死去した。91歳だった。訃報を受けて、福岡ソフトバンクホークスの王貞治球団会長がコメントを発表した。

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　王会長は「捕るが早いか投げるが早いかと言われた華麗な守備は、誰にも真似できないほど素晴らしかった」と吉田さんをたたえ、「1964年東京五輪の年に、シーズンが終わって一緒にヨーロッパ旅行に行きました。その後フランスで一生懸命野球を広めてくれて、ムッシュ吉田で有名でしたね」と功績を紹介した。

　「ゴルフも好きな方でご一緒させていただきました。とても紳士的な方、ジェントルマンでした。吉田さんのような大変素晴らしい方が旅立たれてしまいとても残念です。心よりご冥福をお祈りいたします」と人柄を振り返り、偲んだ。

　吉田さんは、現役時代に阪神の内野手として「牛若丸」と呼ばれる活躍を見せ、引退後は3度監督を務めた。1985年に日本一となった。ファンからは「よっさん」のほか、フランス代表の監督を務めたことから「ムッシュ」の愛称でも親しまれた。