ロッテ・和田康士朗「バッティングでアピールしていかないと生き残っていけない」全体練習後2時間の打ち込み〜2月4日の石垣島春季キャンプまとめ〜

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2025年02月04日 22:04  ベースボールキング

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ベースランニングするロッテ・和田康士朗[撮影=岩下雄太]
◆ 育成経験者の和田と茶谷

 ロッテの石垣島キャンプ第1クール4日目。“代走の切り札”からの卒業を目指す和田康士朗が特守後、「もう本当にそろそろチャンスもなくなってくる年齢になってくるので、危機感を感じながらっていう感じです」と、室内練習場横の打撃ゲージで己と向き合い2時間近く打ち込んだ。

 今キャンプでは全体練習後に個人でゲージで打ち込む日が多くあり、これまでの春季キャンプに比べて、表情では闘志を全面に出す方ではないが、今季にかける“覚悟”、“想い”というものが伝わってくる。

 「そろそろ足も衰えてくる年齢に近づいてくるかなと思うので、バッティングでアピールしていかないと生き残っていけない。バッティングを一番に頑張りたいなっていう思いです」。

 今オフ、バッティングフォームを一から作り直し、意識する部分を変えた茶谷健太は、打撃練習では「昨日はちょっとポイント前にしてみたいな感覚があったんですけど、今日は特に体を閉じてセンター方向に打ちに行くようにっていうのを意識して、打ちにいくことは継続してやっています」と、センター方向の意識で打つことは変えていないとのこと。。

 今オフは現役ドラフトで同じ右の内野のユーティリティプレーヤーの石垣雅海が加わったが、「本当に打つしかないっていうのは毎年一緒なんで、やることは変わんないかなと思います」と“打って”一軍で居場所を掴む。

◆ 中森と田中晴がブルペン入り

 先発ローテーション入りを目指す5年目の中森俊介と3年目の田中晴也がブルペン入り。

 中森はこの日ストレート、フォーク、スライダーなどを投げた。この日のフォークはストライクゾーンからストライクゾーンが多く、今年はカウント球としてストライクゾーンのフォークを投げて行きたい考えがあるのだろうかーー。

 「速く落としたいフォークもあったので、握りを替えて投げていたんですけど、トラックマンで今日投げてないんでわかんないですが、それはもうあまり使い物にならなそうだった。松川に受けてもらって、反応的に松川にも聞いて、フォークは今まで通りのフォークがいいのかなっていう風に思ったんで、ストライクゾーンっていうよりかは低めに落ちていくっていう感じです」と、これまで通り、ストライクゾーンからボールゾーンに落ちるフォークを投げていく考えだ。

 スライダーに関しては「今日ブルペンに入るまでにキャッチボールとかで投げてたんですけど、あんまり感覚は良くなかった。今日ブルペン入って、ある程度投げれるなっていうのはわかったんで、確率を上げていけるようにっていうところです」と現状を説明した。

 田中晴也はストレート、フォーク、スライダーなどを投げ、インコース高め、真ん中高めと捕手にコースを指示して投げた。田中はストレートの質、クイックにこだわってきたが、「今日もスピード差はあんまりなかったですし、キャッチャーの味園さんに聞いても同じクオリティで投げられてるっていう風に言われたので、そこはすごいいいなと思います」と振り返った。武器であるフォークに関しては「今日やっと少しずついい感覚が掴めてきた」と好感触を得た。

 実戦に入った時には「すごく自信持って臨めるかなと思います」と話した。

取材・文=岩下雄太

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