イチロー氏、女子高生との野球でも全力のパフォーマンスの理由「レベルがどうなっているのか測れなくなる」

　メジャーリーグのシアトル・マリナーズで会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏が5日、都内で行われた『ワコール「Team CW-X」新メンバー・企画＆「CW-X」新商品発表会』に参加した。

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　イベントには、チームのキャプテンであるイチロー氏、福キャプテンの福士加代子氏に加え、スポーツクライミングの現役アスリートである石井未来、小倉紗奈も参加。子どもたちへの指導について質問されるとイチロー氏は「レベルも、それぞれ違うので悩むところだと思うんですけど僕は僕の全力を見せるようにしています。そこに誰がいようと、僕の今の全力を見せることで『プロってこういうものなんだ』と。それで感じることが大事なことだと思うので。レベルにあわせて自分のパフォーマンスを落とすようなことはしないように意識してます」と力説した。

　さらに現役アスリートの2人も金言にうなずく。イチロー氏は「軸は持っていた方がいい。女子高生と試合する時も『お前、ちょっとは手加減しろよ…』という声がある。そうすると彼女たちのレベルがどうなっているのか測れなくなる。僕らが全力でやるから図れるわけなんです」と常に全力プレーする理由を説明。その心掛けもあり「僕もやらなきゃしょうがない。1週間だけ練習しても身体をぶっ壊すだけなんで。常にやっていないといけない。常に継続することにつながる」と熱く語っていた。

　イチロー氏は「CW-X」のアドバイザーパートナーを務める。イチロー氏のデザインアイデアを取り入れた『ICHIROシグネチャーモデル』は発売中となっている。

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