【柔道】阿部詩が本音告白 パリ五輪後「以前のように世界一になりたいと思わなかった」今は

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2025年02月05日 14:59  日刊スポーツ

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柔道の国際合宿で明るい表情を見せる阿部詩(2024年12月11日撮影)

柔道女子52キロ級の阿部詩(24=パーク24)が5日、グランドスラム・バクー大会(2月14〜16日、アゼルバイジャン)への出発前リモート取材に応じ、2回戦で敗退した昨夏のパリ五輪直後しばらく、モチベーションが上がらなかったことを明かした。


「昨年の8月、9月は、なかなか前を向くことができなった。以前のように世界一になりたいと思わなかった」と告白。しかし、本格的な練習を再開した11月、柔道の基礎や打ち込みをしながら「畳の上が私の居場所と思った。私にはこれ(柔道)しかないと心の中で思った」と明かした。


今は完全に気持ちを切り替え、再び「世界一になりたい」と強く願っている。6月の世界選手権(13〜20日、ブダペスト)に向けて、今回の遠征を「優勝しないといけない大会。1つ1つ勝ちきることが目標」と居続けた。


今大会から新ルールが適用され、有効が復活し、寝技なら5秒で有効が宣告される。「自分のスタイルにはあまり影響しないと思うし、ゴールデンスコアなど試合が競った時には自分にとって有利。プラスに考えたい」とした。一方で「相手が捨て身で来たり、全体重をかけて来る事も考えられるので、受けも重点的に練習している」と対策は万全だ。


「また一からスタートして世界一をとりたい。もちろん3年後のロスで金をとりたいです」。パリの号泣から、およそ半年。柔道界のヒロインが再出発する。【沢田啓太郎】

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