“令和の暫定王者”はやっぱりソフトバンク!? 昨季明暗分けたあの2球団が最下位争い…

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2025年02月05日 17:12  ベースボールキング

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阿部監督、小久保監督、新庄監督、吉井監督 (C)Kyodo News
 2025年は早くも1か月が経過し、1日にはプロ野球の各球団が一斉にキャンプイン。約半月後にはオープン戦も始まる。

 早いもので元号が平成から令和になってから今年の5月で7年目を迎える。令和がスタートしたのは2019年5月1日。これまでのべ6チームが日本一に輝いている。では元号が令和に変わってから最も勝利を挙げている球団はどこなのか。2019年(令和元年)5月1日以降の12球団の勝率を算出してみた。

 令和の暫定王者に輝いたのは、大方の予想通りだろう、19〜20年に日本一に輝いたソフトバンクだった。ちなみに17年から4連覇しているように、平成後期からプロ野球を牽引する存在となっている。

 そんな絶対王者に次ぐ勝率を残しているのは阪神だ。セ・リーグの中では最高勝率だが、実は令和になって12球団で唯一、Bクラスを経験していない球団でもある。

 そして3位が昨季終盤に、阪神と熾烈な優勝争いを展開した巨人。阿部慎之助監督の下、4年ぶりにリーグ制覇を成し遂げたが、クライマックスシリーズでDeNAに下克上を食らい、2012年以来となる日本一はお預けとなっている。

 以下、勝率5割を超えているのは、ロッテ、オリックス、DeNAまで。

 最下位争いに目を転じると、10ゲーム差以内にひしめき合っているのが西武、ヤクルト、日本ハム、中日の4球団だ。令和に入ってからヤクルトは2度、西武も1度リーグ優勝をしているが、大きな借金を抱えるシーズンも多い点が共通している。

 そして、令和の暫定最下位は、低迷期が長く続く中日だ。2020年に与田剛監督の下で3位に入ったこともあったが、それ以外の5シーズンは5位か6位。11位の日本ハムには3.5ゲーム差をつけられている。

 奇しくも中日と日本ハムは22〜23年にそろって最下位に低迷していたが、昨季は日本ハムが2位に躍進。一方の中日はみたび最下位に終わり明暗を分けた。

 令和のプロ野球は、ソフトバンクを筆頭に、阪神、オリックスといった“西の球団”が強さを見せている。今後は“東の球団”の発奮にも期待したい。まずは今季、どのような勢力図でペナント争いが展開するかに注目だ。


【令和のプロ野球順位表(勝率順)】

ソフトバンク .560(432勝339敗37分)
阪神 .545(420勝350敗37分)
巨人 .528(405勝362敗42分)
ロッテ .511(395勝378敗37分)
オリックス .508(392勝379敗38分)
DeNA 502(389勝386敗33分)
楽天 .497(385勝390敗35分)
広島 .495(381勝388敗39分)
西武 .470(367勝414敗29分)
ヤクルト .464(356勝411敗40分)
日本ハム .462(355勝414敗40分)
中日 .457(352勝418敗39分)


文=八木遊(やぎ・ゆう)

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  • 優勝は1回だけど、常に良いところにはいるからね。中日はある意味当然かも。
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