「花ざかりの君たちへ展」貴重な下絵・ネームを16点展示、全10編で恋模様を振り返る

中条比紗也の画業30周年を記念した原画展「〜中条比紗也 画業30年の軌跡〜 花ざかりの君たちへ展」が、明日2月7日から24日まで、東京・池袋のサンシャインシティ サンシャイン60展望台のてんぼうパークで開催される。それに先がけ、本日2月6日にメディア向け内覧会が行われた。

【大きな画像をもっと見る】

2023年に50歳の若さで急逝した中条。そんな中条初となるこの原画展では「花ざかりの君たちへ」をメインとした、一部デジタルデータ出力を含む原稿の原画、カラ―原画など、額装展示物232点が楽しめる。「花ざかりの君たちへ」のコーナーは、「桜咲学園入学編」「学園祭編」「修学旅行編」「花桜会編 イメージモデル編」「Xmas ダンパ編」「将来の夢編 梅田の過去『秘密』編」「佐野と中津編」「中津の告白編」「バレンタインデー編」「瑞稀の卒業編」の10編で構成されており、瑞希たちの恋模様をストーリーに沿って振り返ることができる。

「桜咲学園入学編」には、お酒を飲んでキス魔となった佐野が瑞希にキスするシーンの原画、「学園祭編」には瑞希、佐野、中津が桜の花びらの中に横たわる第28話の巻頭カラーの原画などが登場。「Xmas ダンパ編」では、瑞希が佐野に「ハッピーバースデイ佐野」と伝えるシーンの原画などが揃えられた。「将来の夢編 梅田の過去『秘密』編」には、若かりし頃の梅田北斗と鬼島綾市を捉えた「『花ざかりの君たちへ』スペシャル番外編 秘密 -ひみつ-ACT.2」の原画も。また「中津の告白編」では、佐野への思いに苦しむ瑞希を中津が「そんな泣くほどツライんやったら…泉 やめてオレにしとき」と言って抱きしめるシーン、「瑞稀の卒業編」では「…おれだって大好きだよ…っ」と、瑞希が佐野に告白する場面の原画などが飾られている。

さらに「夢みる葉っぱ」「ミッシング・ピース」などのカラー原画、書店のポップ用イラストがお目見え。出口付近のガラスケースには、貴重な「花ざかりの君たちへ」の生の下絵・ネームが16点並べられた。下絵・ネームでは、とてもラフとは思えない中条の細やかな描き込みに注目したい。最後の物販コーナーでは、アクリルチャームのおまけつきの「まいどスナック」といった、オリジナルグッズを販売。原画展の開催期間中、てんぼうパーク内にはコラボカフェも併設されており、「キス魔佐野用ノンアルカクテル 〜乾きものセット〜」などのコラボメニューが提供される。

■ 「〜中条比紗也 画業30年の軌跡〜 花ざかりの君たちへ展」
会期：2025年2月7日（金）〜24日（月・祝）
時間：11:00〜19:00 ※最終入場は閉場の30分前まで
会場：東京都 池袋サンシャインシティ サンシャイン60展望台 てんぼうパーク イベントスペース
料金：前売券1800円、当日券2000円

※記事初出時、タイトルに誤りがありました。お詫びして訂正します。