<カーリング日本選手権:ロコ・ソラーレ7−6フォルティウス>◇6日◇横浜BUNTAI◇女子◇2次リーグ
18年平昌銅、22年北京銀と五輪2大会連続メダルのロコ・ソラーレが、9月までに開催される26年ミラノ・コルティナ五輪代表候補決定戦への出場権を手にした。
この日の午後の試合では、ここまで全勝のフォルティウスに対して苦戦を強いられた。2点差を追いかける展開で最終エンドを迎えると、チームショットをつないで一挙3点。劇的勝利を飾った。
セカンドの鈴木夕湖(33)は「前半にミスしてしまったからこそ、後半にちゃんと修正できたかな」と勝因を分析した。この日の午前の試合ではチーム御代田を延長戦の末に下した。午後のフォルティウス戦では、劣勢をはね返して逆転勝利。鈴木は「接戦が多い中で、お互い高め合って、みんなが自信を持って投げられるように、いいコミュニケーションを取れている。みんなに自信を与え続けて、みんなからも自信を与えてもらえるようなコミュニケーションを取り続けたい」とうなずく。
良好な意思疎通を図るうえで重視しているのが褒め合うこと。「『ナイスショット!』『天才!』『最高!』みたいな。みんなで褒めまくって。カーリングは結構メンタルスポーツでもあるので、そういうところが重要になってくるのかな」と鈴木は力説する。
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この日、チームにとって一番の「天才ショット」はとの質問に鈴木は、第3エンド、5点スチールを阻止した藤沢のスーパーショットを迷うことなくピックアップ。「さっちゃんのあれ、天才でしたよね。あれ。あれ、ほんとに無理かと思いました。正直、あれマジで天才だと思いました」。ガードストーンが邪魔になるのではと見られた中で、見事にコントロール。「(ガードストーンに)当たっちゃうんじゃないという声もあったけれど、でもさっちゃんが『やる』って。自信あるのかなと思った」と驚き混じりに振り返った。
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