54歳実行役に無期懲役求刑=「ルフィ」広域強盗―東京地裁支部
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2025年02月07日 11:01 時事通信社
「ルフィ」と名乗る指示役らによる広域強盗のうち、東京都狛江市で高齢女性が死亡した事件の実行役として強盗致死罪などに問われた野村広之被告(54)の裁判員裁判の公判が7日、東京地裁立川支部(菅原暁裁判長)であった。検察側は無期懲役を求刑し、弁護側は有期刑を求めて結審した。判決は18日。
検察側は論告で、他の実行役の証言から、野村被告が女性をバールで多数回殴ったことは明らかだと主張。「金への執着が強く、動機は身勝手だ」と述べた。
弁護側は最終弁論で、事件への関与を認めた一方、「暴行はしていない」と反論。野村被告は最終意見陳述で「私はバールで殴ってません。ぬれぎぬだ」と訴えた。
起訴状によると、野村被告は2023年1月19日、実行役のリーダー格永田陸人被告(23)=一審無期懲役、控訴=らと共謀し、狛江市の女性=当時(90)=に暴行して死亡させ、高級腕時計など4点(計約59万円相当)を奪ったとされる。
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