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北陸製菓(石川県金沢市)の揚げあられ「ビーバー」は、ここ数年でずいぶん知名度を上げてきたように思う。2019年に富山県出身の八村塁選手が米NBAのチームメイトにビーバーをおすそ分けする動画をきっかけにブームとなり、昨24年には東京駅に出張してきたり、JR西日本限定フレーバーを4種類も出したりと地元を飛び出し活躍していた。
北陸限定のお菓子だけれど、ほかの地域にもファンは多く、旅行や出張で訪れた際には買って帰っているという人も多いことだろう。
Jタウンネット記者も、その内のひとり。そんなビーバーに、まさかの場所で出会った。
千葉県市川市内の「デイリーヤマザキ」である。
しかも、「ビーバー」「カニビーバー」「白えびビーバー」の3種類ものビーバーが並んでいる。
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な、なぜこんなところにビーバーが?
パッケージには相変わらず「北陸限定」と書いてあるが......。
ここは、いつから北陸に......?
北陸応援企画で販売! だけど4月には...
いったいなぜ、千葉にビーバーが売っているのか。
いや、千葉だけではない。Xで調べてみると、1月以降デイリーヤマザキで「ビーバー」を見つけたと驚く投稿をいくつか発見。また、デイリーヤマザキ西大分店は1月10日、インスタグラムに「北陸地方の銘菓ビーバー 期間限定のフレーバーも各種取り揃えてます」と投稿している。
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これは一体、どういうことか。Jタウンネット記者はデイリーヤマザキを運営する山崎製パン(本社:東京都千代田区)を取材し、2025年1月31日に回答を得た。
同社によると、富山エリアのデイリーヤマザキでは少なくとも10年以上前からビーバーを販売していた。また23年8月からは、日本各地のご当地商品を取りそろえる「ご当地商品大集合フェア」などの企画を行うにあたり、全国の店舗でもスポットで取り扱うようになったのだとか。
記者が今回発見したのは、24年12月26日から全国の店舗で実施されていた「北陸応援企画」のために並んでいた商品らしい。この企画では「ビーバー」、「白えびビーバー」、「カニビーバー」の3種を取り扱っているそうだ(一括発注のため、店舗在庫がなくなり次第終了)。
じゃあ、全国でビーバーが買えるのは今だけなのか......と、肩を落としかけたが、そうではなかった。
「今年の4月7日からは、全国の店舗で『ビーバー』『カレービーバー』の2 品だけですが、通常での取り扱いができるようになる予定です」(山崎製パン)
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店舗によっては扱いがない場合もあり、販売状況によっては中止になる可能性もあるとのことだが、それでも、フェアでもなんでもなく各地でビーバーが売られるようになるなんて、朗報すぎる。
今から春が楽しみだ。記者と同じくビーバーファンの皆さんも、指折り数えて4月を待とう。どうかどうか、最寄りの店舗がビーバーを扱うお店でありますように!