<カーリング日本選手権>◇7日◇横浜BUNTAI◇女子◇2次リーグ
決勝トーナメント(T)の組み合わせが「DSC」によって決まった。2次リーグ(L)の最終戦を終えて3チームが4勝1敗で並び、フォルティウス、北海道銀行、ロコ・ソラーレの順で最終決戦へ突入する。
◆DSCとは 「ドロー・ショット・チャレンジ」の略語。リーグ戦は勝敗数、直接対決の結果、DSCの数値で順位が決まる中、直接対決まで“三つどもえ”“三すくみ”となっていた3チームがDSCで順位を決した。
ゴルフに例えれば「ニアピン勝負」のようなもの。ラスト・ストーン・ドロー=LSDから算出された数値を指す。
◆LSDとは 各試合の前に先攻か後攻かを決めるため、投じられるストーンのこと。チームの代表者がハウスの中心に向け、時計回りと反時計回り(石の回転)で1投ずつ(計2投)を試みる。
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それを合計し、ハウス中心からの距離が短いチームが有利な後攻でスタート。そのLSDを基に算出されるものがDSCで、各試合のLSDから悪い数値2つを除いた平均値で勝敗を決める。
この結果、暫定数値でフォルティウスが18・1を記録して1位で9日の決勝へ直行した。北海道銀行が26・4で2位、ロコ・ソラーレが27・5で3位となって8日の準決勝で戦うことになった。
DSCは、前回22年の北京オリンピック(五輪)でも話題になった。1次リーグ5勝4敗(3〜5位)で英国、カナダと並んだが、DSCの差わずか9・44センチでカナダを上回り、準決勝進出。勢いそのままに初の銀メダルを獲得した。
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