【RIZIN】鈴木千裕「ダウトベックをどう崩すか考えるのが楽しい!」怪我さえなければ5月も連戦へ!【単独インタビュー】

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2025年02月07日 19:00  ORICON NEWS

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『RIZIN.50』でカルシャガ・ダウトベックと対戦する鈴木千裕(C)ORICON NewS inc.
 昨年大みそかの『RIZIN.49』でクレベル・コイケにフェザー級のベルトを奪われた鈴木千裕が、年内のベルト再奪還を目指して早くも動き出す。3月30日の『RIZIN.50』(あなぶきアリーナ香川)に参戦し、昨年のRIZINで圧倒的な強さを見せたカルシャガ・ダウトベックと対戦する。

【インタビュー動画】鈴木千裕、ダウトベックの怖さを語る「一発で致命傷になりかねない」

 大みそかの試合からわずか3ヶ月での連戦、しかも調整試合を挟まずにダウトベックとのハードパンチャー対決が発表されると、ファンは一気に大興奮。ベルトを失ってもRIZINの中心から抜群の存在感を放つ“天下無双の稲妻ボーイ”が、ORICON NEWSの単独インタビューでたっぷり語ってくれた。

■「今は自分の手元にベルトがないけど、取り返せばいい。それよりも試合が好き」

――クレベル戦からわずか3ヶ月で次の試合が決定しました。「年内にベルトを最短で取り戻す」という宣言どおりですね。

【鈴木】もちろんそれもありますけど、格闘技以外にやることがないんで(笑)。試合がないと退屈なんで、早く戦いたい。クレベル戦で右の拳をちょっと痛めちゃったけど、それも関係ないです。大みそかから2週間ぐらい休んで、少しダメージが抜けてきてから練習もバリバリやってます。

――王者になって1年以上、会見やイベントでいつもチャンピオンベルトを持参していましたが、今回の試合決定会見では久々にベルトがありませんでした。何か違いは感じましたか?

【鈴木】正直、あまりないですね。たまたま今は自分の手元にないだけなので、取り返せばいいだけです。もちろんチャンピオンでいることは大事ですし、ベルトを奪われた悔しさはありますけど、それよりも試合が好きなんですよ。

――今回は四国初開催となるRIZINでの試合です。香川のファンに向けて、どんな試合を見せたいですか?

【鈴木】格闘技を初めて見る人も多いと思うので、格闘技を好きになってくれるきっかけになってほしいです。僕の試合を見て「格闘技をやってみたい」と思う子どもが増えたり、「元気をもらった」と感じてもらえたらうれしいですね。格闘技って悪いイメージもつきやすいじゃないですか、関係者が捕まったり問題を起こしたりがいっぱいありますし。でも、本物の格闘家はすごいんだ、ということを僕が見せなきゃいけないですよね。格闘技は真剣に取り組めば人を成長させてくれるし、努力が結果に直結する素晴らしい競技です。

――香川に行くのは初めてですか?

【鈴木】はい、行ったことがないですし、正直うどんのイメージしかないです(笑)。でも、せっかく行くので、うどん以外の香川の魅力も知りたいので、ファンの方が「ここがオススメですよ」と教えてくれたらうれしいですね。

■共闘宣言のクレベルは「2回も戦ったことで通じ合える部分がある」

――クレベル選手との試合後は「クレベルに勝つために彼のところで練習する」と話していましたが、計画は進んでいますか?

【鈴木】少しずつお互いのタイミングを合わせています。自分は彼から寝技の技術を学びたいし、もし必要としてくれるなら僕も打撃指導をやらせていただきたいです。彼に対してリスペクトを持っていますし、自分は2回も戦ったことで通じ合える部分があると思っているので、彼にもそういう感情があるかジムに行ったときにいろいろ聞いてみたいですね。

――『RIZIN.50』で対戦するカルシャガ・ダウトベック選手の印象を教えてください。

【鈴木】拳が硬くて、1発が強い印象があります。パンチの手数は多くないですが、1発もらうだけで致命傷になる可能性があるので、そこはすごく怖いですね。でも、ただの打ち合うだけじゃなくて、テイクダウンもできる選手で総合力が高い。そこをどう崩そうか、それを考えるのが楽しいですね。他のことをやっても刺激が足りないので、やっぱり格闘技が一番です!

――現在25歳でアスリートとしてはピークといわれる年齢ですが、長く戦ってきて体の変化を感じることはありますか?

【鈴木】僕は成長が遅いタイプなので、ピークはもう少し先だと思います。学生時代も成長期が遅かったし、体がしっかりできてきたのは高校を卒業してからで、それまではすごく細くて体重も60キロいかないくらいでした。だから、自分のベストは28〜29歳くらいじゃないですか。後から振り返った時に「20歳から全部がピークだった」と言うと思うんですけど、感覚的にはもう少し後に来ると思います。

――チャンピオンになる前はかなり短期間のオファーで試合も受けていましたが、ベルトのためにはまたそういう試合にも挑んでいく?

【鈴木】筋が通ってる相手だったら、いつでも誰でもいいですよ。準備期間や体重の不安で試合が決まらないって人もいますけど、それは本人の不摂生でいつでも戦える状態を作ってないのが管理不足なんです。自分は怪我さえなければいつでも戦うし、ダウトベック戦が終わって5月の『THE MATCH 2』でもやりますよ。

■リベンジ戦は「一度戦ったからこその調整の難しさがある」ファンイベントで充電完了!

――昨年の大みそかでは千裕選手がクレベル選手とのリベンジ戦に挑みましたが、『THE MATCH 2』では朝倉未来選手が平本蓮選手へのリベンジを目指して再戦が行われます。

【鈴木】再戦ってお互いに手の内がわかっているので、それぞれがどう進化しているのか、一度戦ったからこその調整の難しさがあるんですよ。「前回はまっすぐ打ってきたな」ってイメージが残りすぎてたら、ちょっとした攻撃の変化でけっこうもらったりすることもあると思います。

――初戦で負けた選手は、練習中に前回の試合のイメージがよぎることもあるのでは?

【鈴木】そうなったらしょうがないですよ、それは実力不足なんでまた作るしかない。それはリングの上でしかわからないので。僕の場合は「クレベルに負けた、改善するにはどうしよう、彼に学ぶしかない、以上」って単純明快なので。強くなるためのルートは人それぞれですが、僕はそう思っています。

――試合に向けて激しい練習をされていると思いますが、格闘技以外の趣味やリフレッシュ方法はありますか?

【鈴木】友だちとご飯を食べに行ったり、ちょっと旅行に行ったりしています。先日は初めてファンイベントも開催して、ファンの皆さんからめっちゃパワーもらいました!

――最近見たドラマや読んだ漫画はありますか?

【鈴木】ドラマとかに入り込めないんですよね。感動作品でも泣けないし、本を読んでも感動するってことがないので、あんまり見ないです。恋愛ドラマとかアニメの感動シーンがたまに流れてきても「いやいや、そんなことある!?」って思っちゃって、小さい頃からそういうタイプだったから、俺ってつまんない人間だなって思ってました(笑)。

――年始には同じく香川大会に出場する伊藤裕樹選手と一緒にパチンコ屋さんのイベントに出演していましたね。

【鈴木】ファイター同士で気が合いますし、純粋に一人の人間として好きですね。スロットは圧倒的に伊藤さんのほうが上手なんで、自分は後ろから見て「来てるな〜」って学ばせてもらってます(笑)。

◆『RIZIN.50』あなぶきアリーナ香川
バンタム級タイトルマッチ
【王者】井上直樹 vs. 【挑戦者】元谷友貴
・フェザー級
鈴木千裕 vs. カルシャガ・ダウトベック
・ライト級
ルイス・グスタボ vs. 野村駿太
・フェザー級
横山武司 vs. 木村柊也
・59.0キロ
伊藤裕樹 vs. トニー・ララミー
・ヘビー級
酒井リョウ vs. エドポロキング
・59.0キロ
前田吉朗 vs. 横内三旺
・ライト級
スパイク・カーライル vs. 泉武志
・バンタム級
魚井フルスイング vs. 赤田プレイボイ功輝
・ストロー級
越智晴雄 vs. 中務修身
そのほか、オープニングファイト5試合を予定


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