種牡馬生活に入るリュウノユキナ(c)netkeiba 2月7日は静内地区二十間道路沿いにある3つの種馬場が時間をずらして種牡馬展示会を開催した。日本軽種馬協会静内種馬場に続いて午前10時から種牡馬展示会を行ったのは国内最大規模の繋養頭数を誇るアロースタッド。新種牡馬3頭を含む28頭が矢継ぎ早に展示された。
トップバッターを務めたのは22歳となったシニスターミニスター。「産駒は市場での人気も高く、昨年の1歳市場でも売却率100%。2年連続のパーフェクトを達成しました」と報告。
今シーズンからアロースタッドで種牡馬生活に入るリュウノユキナは「祖父エルコンドルパサーからの貴重なサイアーラインと、日本競馬を長らく支え続けてきた名門牝系を次世代に繋ぐという大事な役割も担っております」と紹介され、レッドベルオーブは「昨年までアロースタッドで種牡馬生活を送り、産駒成績が好調な全兄レッドベルジュールに追い付け追い越せ」とエールが送られた。
また、英国産パールシークレットを導入した大狩部牧場の下村代表も会場に姿を見せ「産駒を何頭か見せてもらいましたが、各々のパーツが明瞭で頑健。種牡馬として優れた資質を感じさせてくれました」と期待を寄せた。
なお、同スタッド繋養種牡馬で今年、初年度産駒がデビューするのはフィレンツェファイア、セイウンコウセイ、アスクピーターパン、ダノンプレミアム、シュウジの5頭。豪州でのシャトル供用から帰国し、供用2年目を迎えるパンサラッサや初年度産駒が好調なモズアスコットなども元気な姿を見せて、体調の良さをアピールした。