日本代表FW前田大然、MF旗手玲央らが所属するセルティックが7日、チャンピオンズリーグ(CL)アストン・ヴィラでサポーターが起こした問題行動により、欧州サッカー連盟(UEFA)から受けた処分を発表した。
問題の発端となったのは2024年10月2日に行われたCL第2節ドルトムント戦。ドルトムントのホームスタジアムで、試合後にセルティックの一部サポーターが花火を打ち上げたことが問題となった。UEFAはセルティックに対し、約1万7000ポンド(約330万円)の罰金処分と“執行猶予付き”での「2年間UEFA主催試合のアウェーチケット販売禁止」を言い渡した。
しかし、1月29日にアウェーで行われたCL第8節アストン・ヴィラ戦でも、一部のセルティックサポーターからピッチに発煙筒などが投げ込まれる事案が発生。執行猶予期間で再び問題が発生したため、2月12日にアウェーで行われるCL決勝トーナメントプレーオフ第1戦バイエルン戦からセルティックサポーターがスタジアムに入場できなくなる可能性が高いと指摘されていた。
そして今回、UEFAはアストン・ヴィラ戦の問題による制裁の内容を発表。結果としてアウェー戦でのチケット販売は禁止されず、2月12日のバイエルン戦にセルティックサポーターが参戦できることが確定した。ただし、追加で8400ポンド(約160万円)の罰金処分が下され、 “執行猶予付き”での「2年間UEFA主催試合でのアウェーチケット販売禁止」という罰則は継続されている。
2度目の懲戒通知を受けたセルティックは以下のような声明を発表。UEFAの寛大な措置に感謝しつつ、問題を起こしたサポーターに対し警鐘を鳴らした。
「UEFAが私たちの詳細な提案を検討してくれたことを嬉しく思っています。ただし、ドルトムント戦で少数のサポーターが花火を使用した事案で科された、当初の執行猶予判決が引き続き有効となっています。今一度、我々の試合で花火は絶対に許されないことを明確にしなければなりません。また、さらなる事件が発生した場合、セルティックのサポーターがUEFAが主催する今後の試合への入場を許可されないリスクが極めて高くなります」
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