毎日寒くてイヤになっちゃう……いっそ仕事を休んで温泉にでも行っちゃおうかな☆
熱海や箱根など定番の温泉地もいいですが、たまには趣向を変えて映画の世界に迷い込んだかのようなレトロな温泉なんていかがでしょうか。明治時代の面影を残す鹿鳴館風の温泉、ステンドグラスがある温泉や半分洞窟(!)の温泉など、古き良き独創的な空間を楽しんじゃいましょう。
【まるで映画の世界なレトロ温泉ランキングTOP10】
今回参考にしたのは、じゃらんが公開した「レトロな雰囲気が魅力の温泉」TOP10です。まずは10位から4位までイッキにどうぞ〜!!
10位 指宿(いぶすき)温泉 村之湯温泉<鹿児島県>
住宅街にたたずむ創業1881年の共同浴場。浴槽やむき出しの梁など、浴室内のいたるところから歴史を感じる渋〜い温泉です。女湯は木造の建物で、中央に熱めの湯とぬるめの湯の浴槽が2つあり、交互に楽しむことができるそう!
9位 入之波(しおのは)温泉 山鳩湯<奈良県>
奥吉野のダム湖畔にある1973年創業の温泉施設。ケヤキの切り株をくり抜いた露天風呂や総杉丸太造りの大浴場など、ほかではあまり見られないつくりが大きな特徴です。少しぬるめの湯でゆっくり長湯を楽しみたい人にも◎。
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8位:蔦(つた)温泉<青森県>
平安時代に開湯したとされる(!)千年の秘湯。非常に珍しい「源泉湧き流し」の湯で、源泉の上に浴槽があり、湯船の底板から空気に触れていない源泉が湧き出します。
7位 湯元 不忘閣(ふぼうかく)<宮城県>
歴代・伊達藩主御用達の宿で、約417年前に滞在した伊達政宗が、感激と喜びを忘れないため「不忘」と名付けたといわれています。政宗が入ったとされる石風呂「大湯 金泉堂」は30人の職人が2年かけて作ったもので、無色無臭の柔らかい温泉を源泉100%かけ流しています。
6位 千人風呂 金谷旅館<静岡県>
1915年に建てられた歴史あるお風呂。長さ約15m×幅5mと日本有数の大きさを誇る総檜造りで、湯舟はもちろん壁や天井まで木造! 冬は開放感あるアーチ状の天井に湯気が立ち上り、幻想的な雰囲気を堪能できます。
5位 新玉川温泉<秋田県>
1600年代に発見されたといわれる玉川温泉の源泉から湯を引いています。世界でも珍しい塩酸を主成分とした強酸性の泉質で、なんとレモンの2倍以上の酸性度ともいわれているのだとか! 刺激がマイルドな湯船もあるので体調に合わせて選べます。
4位 片倉館<長野県>
2011年から国の重要文化財に指定されている温泉場。絹産業で成功を収めた片倉財閥が地域の厚生施設として建てた施設で、大理石でできた浴槽やステンドグラスなど、まるでローマのお風呂のような空間が広がっています。
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【TOP3はここ】
さて、ここからはいよいよTOP3の発表ですよ〜!
3位にランクインしたのは、福島県にある創業1615年の宿「奥つちゆ 秘湯 川上温泉」。15代目の先代が発案した半分洞窟・半分露天のユニークなお風呂が特徴で、洞窟の大きさは奥行き6m×深さ0.85m、総湯量は約21.5トン! 露天風呂には珍しく湯船・湯床は青森ヒバでできています。
2位にランクインしたのは、石川県にある「山代温泉 古総湯」です。明治時代にあった総湯の跡地に復元された共同浴場で、白木が美しい外観、床や壁の九谷焼タイルも当時のまま再現! 浴室のカラフルなステンドグラスからは明るい光が射し込みます。
そ・し・て! 映えある1位に選ばれたのは……
群馬県「法師温泉 長寿館」です!!
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1895年建築の大浴場で、130年前の建築美に浸れる鹿鳴館風の「法師乃湯」、総檜造りで開放感満点の「玉城乃湯」、こじんまりとした可愛いお風呂を楽しめる「長寿乃湯」を堪能できます。太い梁と洋風のアーチ型の窓が特徴の「法師乃湯」は、国鉄時代のフルムーンポスターの舞台にもなったのだとか♪
趣のあるレトロな温泉が勢ぞろいしておりますが、あなたはどこが気になりましたか? 次の旅行先の候補としてぜひ検討してみて。
※紹介している内容は2024年12月17日時点の情報です。おでかけの際には、ホームページなどで最新の情報をご確認ください。
参照元:じゃらん 映画の世界のようなレトロ温泉ランキング、プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch