再審手続きの課題議論へ=長期化指摘、誤判検証はせず―最高裁

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2025年02月08日 11:01  時事通信社

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時事通信社

 有罪が確定した刑事裁判のやり直しを求める再審請求手続きを巡り、長期化などの課題が指摘されていることを踏まえ、最高裁の司法研修所で現場の裁判官による議論が行われることが8日、関係者への取材で分かった。

 1966年に起きた静岡県の一家4人殺害事件で80年に死刑が確定した袴田巌さん(88)が昨年、再審無罪となり、裁判のやり直しに至るまで長期間を要したことなどが問題視されていた。

 関係者によると、18日に司法研修所に全国の裁判官約40人が集まり、長期化を含めた再審の課題について議論する予定。ただ、同事件の誤判検証はしないという。 
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