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24年9月から週プレNEWS(集英社)で、小田原ドラゴン先生が、新連載漫画『堀田エボリューション』をスタート! というわけで、小田原先生がどんな道のりを経て、本作品にたどり着いたのかをジックリ語っていきます。
新連載第6回は人生のターニングポイントを迎える2作目についてのお話です。
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1995年。僕は漫画家になる覚悟を決めました。
これまでの人生で漫画を描いた経験は1度もありませんでしたが、漫画誌を購入し、見よう見まねで取り組んだら、主人公がブルセラのパンツを買いに行く話が描けてしまった。
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そこで、原稿枚数が少なかった『週刊ヤングマガジン』(講談社)の新人賞に応募してみたんですが、見事に落選。世の中、そんなに甘くありませんでした。
ただ、1作目が評価されなくても落ち込むとかはありませんでした。僕はもう漫画家になるのだと決め、一歩を踏み出したわけですから、前に進むしか道はない。だから作品と向き合い、磨き続けました。
そして、マンガを描き始めて2ヵ月――。
2作目の『僕はスノーボードに行きたいのか?』で、週刊ヤングマガシン(講談社)月間新人漫画賞・奨励賞を手にしました。
賞金の使い道については、「当時流行っていたブルセラビデオを買った」と答えているネット記事があるらしいのですが......よく覚えていません(笑)。
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実は1作目も2作目も残念なことに僕の手元にはないんです。2作目は講談社にあると思いますが、1作目はどっかいっちゃった(笑)。なので、描き直したい気持ちもありますが、そもそも需要があるのかどうかって話ですね。
いずれにせよ、この2作目の受賞によって僕は生まれ育った兵庫県を離れることになります。
《つづく》
撮影/山本佳吾
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