負傷交代となってしまった(下)ニコ・ゴンサレス [写真]=Getty Images マンチェスター・シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督が、デビュー戦ながら負傷交代となってしまったスペイン人MFニコ・ゴンサレスに言及した。イギリスメディア『マンチェスター・イブニング・ニュース』が伝えている。
今冬の移籍市場最終日にポルトから6000万ユーロ(約94億円)と見られる移籍金でマンチェスター・シティに加入したニコ・ゴンサレスは、8日に行われたFAカップ4回戦のレイトン・オリエント(3部)戦に先発出場し、新天地デビューを飾った。しかし、16分に激しいプレスにあってボールを奪われると、この流れのロングシュートから先制点を許すことになってしまった。
さらに、このタックルを受けて転倒した際に相手選手に押しつぶされる形となったニコ・ゴンサレスは、左腰付近を痛めた模様で、しばらく痛みを堪えながらプレーを続けたものの、22分にベルナルド・シウバとの交代を余儀なくされていた。なお、試合は2−1で逆転勝利を収めている。
試合後、ニコ・ゴンサレスの様子について聞かれたグアルディオラ監督は「ニコはプレミアリーグと審判がどういうものであるかをすぐに理解したと思う」と早速洗礼を受けた同選手を擁護しながら、次のように続けた。
「彼らは慣れていないので、VARがなければより難しくなることはわかっていたけど、1つか2つのアクションがあったと思う。勝ったからこう言っているのであって、負けていたら黙っていたと思うけど、明らかなPKがあった」
「彼はイングランドがどのようなものかを完全に理解したと思う。どれだけ酷い痛みだったかはわからないけど、彼がプレーを続けられなかったことは残念だ」
また、試合についてグアルディオラ監督は「最初の10分を除けば、本当に良い試合をしたと思う。コントロールすることは不可能だ。イングランドに来て、9シーズン目になるけど、この素晴らしい大会で何度も戦ってきた。観客の雰囲気や匂いなど、他の大会では味わうことができないものだ」と伝統の世界最古のカップ戦で3部と対戦した一戦を振り返った。
【ハイライト動画】レイトン・オリエントvsマンチェスター・シティ