ドバイ空港で“あるもの”を所持していたことでガン詰めされた体験談がX(旧Twitter)に投稿され、話題になっています。この投稿は記事執筆時点で820万回以上表示され、6万件を超えるいいねが集まっています。
●渡航先の空港で警備員にガン詰めされたものとは?
投稿者はXユーザーのMcCOY(マッコイ)(@Between_shower)さん。Xでの「みんな鉄板のすべらない話ある?」という投げかけに反応する形で、「ドバイに行った際に腹痛対策として“昔ながらの丸薬”を持ち込んだところ、空港でショットガンの弾(散弾)と間違えられて警備員に取り囲まれ、半日追及された」という体験談を公開しました。
●見れば見るほどよく似ている!?
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トラブルの原因となったのは、今年でちょうど発売100周年を迎える口中清涼剤「仁丹」。厳選された生薬が配合された丸薬を銀箔でコーティングした、日本ではおなじみの商品ですが、小さな銀色の粒々は、確かに散弾にそっくり! さらに、パッケージに描かれた軍人のような人物の姿や、瓶の形状から、「怪しい」と思われてしまったようです。
しかし、公式Webサイトによるとこの軍人のような人物が描かれたマークは「大礼服マーク」と呼ばれるもので、「外交官」をイメージしたものとのこと。日本だけではなく世界の人に健康を届けたいとの思いで決められたこのマークがまさかトラブルの原因となってしまうとは……皮肉な結果に「薬の外交官」もびっくりしたことでしょう。
●公式アカウントからは衝撃の事実も!
この投稿の盛り上がりには、銀粒仁丹の公式アカウント(@Ginryu_Jintan)もすかさず反応。さらに、コーティングには純銀を使用しているため、保安検査場ではスマホやPCなどともに出してほしい旨、豆知識が明かされました。
また、100周年を迎えるにあたり、公式Webサイトをリニューアルした銀粒仁丹。今回の騒動で公式サイト見せれば誤解が解けるのではと思ったユーザーが公式Webサイトを見てみたところ「対宇宙人用兵器になってて余計ダメだった」と驚きの声があがりました。これは「スペース仁丹」というゲームで、インベーダーゲームのようにストレス源となるキーワードを仁丹の弾で一掃するというもの。今回の騒動の余波を受けたのか、この遊び心ありすぎるコンテンツもサーバダウンしてしまい、思わぬ盛り上がりを見せました。
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●逮捕されずによかった!
この盛り上がりに、Xユーザーからは「逮捕されずによかった!」と安心する声や、「確かに金属に見える」「ショットシェル(散弾銃の散弾を詰める薬きょう)に詰めてなくてもアカンのか」などの感想が集まりました。
また、この騒動がきっかけで推しの声優「みさきち」さんから「仁丹、めっちゃバズってたね、宣伝ありがとう!!」と声をかけてもらえたというMcCOYさん。海外であらぬ疑いをかけられたのは災難でしたが、思わぬ喜びもあったようです。
画像提供:McCOY(マッコイ)/(@Between_shower)さん
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