GK鈴木彩艶先発のパルマ、カリアリとの“直接対決”に敗れ降格圏脱出に失敗…2025年に入り未勝利が続く

0

2025年02月10日 01:45  サッカーキング

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

サッカーキング

カリアリがパルマを2−1で下す [写真]=Getty Images
 セリエA第24節が9日に行われ、カリアリとパルマ・カルチョが対戦した。

 ここまで23試合を消化したリーグ戦で4勝8分11敗を記録し、勝ち点「20」の暫定18位につけるパルマ。セリエA復帰1年目の同クラブは2025年に入ってから未だ勝利がなく、降格圏に沈むなど苦しい戦いが続いている。対するは現在2連敗中の暫定16位カリアリ。両者の差は“1ポイント”と今節の結果次第で順位が入れ替わる可能性もあり、互いに白星必須の状況でキックオフを迎えた。

 日本代表GK鈴木彩艶が先発した一戦は、22分にカリアリがビッグチャンスを作り出す。自陣からテンポ良くパスを繋いでパルマのプレスを打開。左サイドでフリーとなっていたマッティア・フェリシへとボールがわたり、ボックス内に侵入しながらマーカーを縦に振り切る。だが、左足で放ったシュートは枠を捉えたものの、GK鈴木のセーブに防がれてしまった。その流れのままフェリシがコーナーキックのキッカーを務め、左サイドから右足でインスイングのクロスを供給。ファーに送られたボールをジェリー・ミナが頭で叩く。完全にフリーの状態からヘディングで合わせたが、シュートは右ポストに当たり決定機を逃した。

 一方のパルマも38分にカリアリのゴールを脅かす。相手のコーナーキックを凌いでカウンターに転じると、自陣でボールを持ったジーモン・ゾームがドリブルで左サイドを前進。スピードに乗りながら縦にスルーパスを出し、ドリッサ・カマラがダイレクトでゴール前にクロスを送る。ニアに飛び込んできたアンジェ・ヨアン・ボニーのヘディングがネットを揺らしたものの、判定はオフサイドで得点は取り消された。

 54分には再びパルマが決定機を創出。中盤右寄りの位置でのインターセプトからカウンターに移行。頭で繋いだボールをボニーが収め、ゾームを経由してカマラへとパスがわたる。相手選手とのコンタクトでドリブルは阻止されたが、こぼれ球をボニーが回収。自ら運んでペナルティエリア内に入り込み、右足に持ち替えてシュートを狙う。しかし、強烈な一撃はニアポストに直撃してしまった。

 そんななか、直後の57分にカリアリが均衡を破る。ミシェル・アドポが左サイドに配球し、フェリシが細かいタッチでボールをキープ。複数のマーカーを引きつけつつ、ライン際のトンマーゾ・アウジェッロへとパスを出す。ワンタッチでゴール前に折り返すと、アドポがニアでダイビングヘッド。逸らしたボールがアレッサンドロ・ヴォリャッコのオウンゴールを誘発し、ホームチームが先制した。

 さらに70分、途中出場で新天地デビューを飾ったフロリネル・コマンがカットインから右足を一閃。鮮やかなコントロールショットが豪快にゴールへと吸い込まれ、カリアリが大きな追加点を挙げる。パルマも78分にショートコーナーからジョバンニ・レオーニのヘディングで1点を返すが、反撃及ばずゲームは終了。2−1で勝利したカリアリがパルマとの下位直接対決を制した。次節、カリアリは15日にアウェイでアタランタと対戦。パルマはその翌日にホームでローマと対戦する。

【スコア】
カリアリ 2−1 パルマ・カルチョ

【得点者】
1−0 57分 オウンゴール(カリアリ)
2−0 70分 フロリネル・コマン(カリアリ)
2−1 78分 ジョバンニ・レオーニ(パルマ・カルチョ)

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定