アイスホッケー女子日本代表「スマイルジャパン」は10日、冬季アジア大会(中国・ハルビン)出場のため、新千歳空港から開催地に向けて出発した。前日9日まで北海道苫小牧市内で行われた五輪最終予選では、3戦全勝で26年ミラノ・コルティナ五輪切符を日本勢第1号で獲得。予選を戦い終え、チームは前夜、宿舎内の中華料理店で祝勝会を行ったという。一夜明けて次の戦いに切り替えた。
中国戦(4−1)終了から約13時間後の午前6時半に宿舎を出発。早朝のためメガネ姿のDF小池詩織主将(31=道路建設ペリグリン)は「いい形で冬季アジアにつなげることができた。ここも必ず全員で戦って、全勝を目標に優勝して帰って来たい」と誓った。
五輪最終予選は全3組が行われ、日本の他の組では、世界ランク8位のスウェーデンと同9位のドイツが五輪出場を決めた。同7位の日本を含め、3組すべて最上位のチームが順当に勝ち上がった。本番の顔ぶれは現在のところ世界ランク1位〜9位と開催国イタリア(18位)の10チーム。ロシア(6位)の出場は今後IOCの判断となるが、初のメダルを目指す日本にとっては、どのチームも強力なライバルだ。
五輪前哨戦となる4月開幕の世界選手権(チェコ)の前に、まずはアジアを制する。前回の17年の冬季アジア大会は優勝。メンバーは五輪最終予選から海外組2人をのぞくも、同じ21人で臨む。連覇を目指し、飯塚祐司監督(50)は「選手たちも大変だろうけど、もうひと踏ん張りしてもらわないと」と期待した。【保坂果那】
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 Nikkan Sports News. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。