ITmedia NEWS Weekly AccessTop10(2月1〜7日)
1 幼稚園の壊れた看板、パソコン工房が弁償へ 「RTX 5090」店頭抽選の混乱を謝罪
2 「見積もりが甘かった」 パソコン工房、騒動に至った経緯を説明
3 超初心者向けの“RAW現像入門”的な話
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4 デジタル一眼とスマホカメラの“現在地” いろいろなシチュエーションで比較してみた
5 NHK、システム開発めぐり日本IBMを提訴 54億7000万円請求 IBM「協議を重ねて申し入れてきた」
6 ナナフシで“まれに生まれるオス”は、メスと交尾しても遺伝子を残せないと判明 基礎生物学研などが調査
7 とんがり頭の「OM-3」登場 フィルム時代を彷彿とさせるボディにフラグシップと同じセンサー搭載
8 「Switch 2」転売対策か、本人確認義務化への対応か? 任天堂、公式ストアで海外クレカなど取り扱いを終了
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9 Switch 2は「お求めやすい価格考慮」――任天堂の古川社長が決算説明会で明かしたこと
10 「は」の直後に「、」は必要か? 論文60本を分析、使い分けの基準を提示 筑波大と琉球大が発表
ITmedia NEWSにおける1週間の記事アクセス数を集計し、上位10記事を紹介する「ITmedia NEWS Weekly Top10」。今回は2月1〜7日までの7日間について集計し、まとめた。
集計対象外だが先週は、ChatGPTに調査エージェント機能「deep research」が追加され、関連の記事も話題になった。ネット上を深く調査し、詳細なレポートを出してくれるAIエージェントで「人間が数時間かけて調査する作業を数十分で完了できる」とアピールしている。
「Deep Research」という名前の機能は、Googleの生成AIシリーズ「Gemini」にも以前から実装されている。ChatGPTのdeep research同様、調査レポートに特化したAIエージェントだ。
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名前も目的も同じこの2つの機能を、同じ調査をお願いして使い比べてみた。
●Googleは“ウェイ系陽キャ”、ChatGPTは静かでまじめ
調べたのは「東京から香川の1泊旅行」のスケジュール。「2月8日出発」「一定のクオリティーを保ちながら格安」「名所を一通り回りたい」という希望を出した。
それぞれ、Webの記事を詳しく検索しながら結果をまとめるため、数分程度待つ必要があるが、Googleの方が倍以上高速な印象だ。レポート内容は、Googleがやや雑、ChatGPTは遅いがとても精密、という印象を受けた。
1日のスケジュールに関しては、Googleが半日単位でざっくりとした予定を出してくるのに対して、ChatGPTは数十分から1時間単位で詳しくプランニングしてくれる。リサーチ結果の正確さは検証していないが、ChatGPTの結果はそのまま旅行プランとしてトレースして使える精密さだ。
ちなみにGoogleは、レポートの冒頭で高速バス移動を推奨したのに、その後の交通費の概算では高松空港からのリムジンバス費用を出すなど、一見して分かる矛盾もあった。
加えてGoogleは「旅行前に、香川の天気予報を確認しておきましょう」など、聞いていないことにまで口を出してくる。狙った結果を出そうと検索を繰り返していると「魅力満載のうどん県を満喫!」などノリノリのプランまで立ててくるなど、ノリで押し切る“ウェイ系陽キャ”っぽいな、と感じた。
ChatGPTは1回で必要十分な結果を出してくれたので、検索を繰り返す必要性を感じなかった。沈思黙考型で、オーダーされた内容をかみ砕いて正確なアウトプットを心掛ける、まじめなモデルだ。
使いやすさは一長一短。Googleは月額2900円(AIプレミアムプラン)で利用でき、Deep Reserach利用の回数制限がない上に検索スピードが速い。GPTのほうは月額200ドル(+消費税/日本円で約3.5万円)の最高額プランが必要で、利用は月100回まで。検索スピードはゆっくりだ。
Google GeminiのDeep Researchはスピーディーで提案力があり、回数を気にせず使える。ChatGPTは精密で的確なアウトプットを出すが、使える数が限られている。即時性や回数を求めるならGemini、丁寧な調査を重視するならChatGPTが向いていると言えそうだ。
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