奮起が期待されている(左)グリーリッシュ [写真]=Getty Images マンチェスター・シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督が、イングランド代表FWジャック・グリーリッシュの奮起に期待を寄せた。9日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。
現在29歳のグリーリッシュは2021年8月にアストン・ヴィラから1億ポンド(約188億円)の契約解除条項でマンチェスター・シティに加入し、ここまで公式戦通算148試合16ゴール23アシストを記録。しかし、今季はブラジル代表FWサヴィーニョが好調であることや、今冬加入したエジプト代表FWオマル・マーモウシュが定着しつつある状況から、序列が下がっており、ここまで公式戦23試合出場(先発は12試合)で2ゴール5アシストを記録するにとどまっている。
そんなグリーリッシュについてグアルディオラ監督は「ジャックはストリートの感覚がある」と語りながら、8日に行われたFAカップ4回戦のレイトン・オリエント(3部)戦で約1カ月ぶりに先発出場した同選手の今後の奮起に注目していることを明かした。
「今日、監督にとってほとんどの選手は学問的だ。『こうしなきゃ、ああしなきゃ』という感じだ。だが、ジャックは戦士だ。観客が叫ぶスタジアムで戦うためにいる」
「彼は最近の試合では出場していなかった。主に左サイドでサヴィーニョがアーリング(・ハーランド)と素晴らしい連携を見せていたからだ。でも、シーズンはまだ続いている。それにオリエント戦では彼が反抗し、監督がいかに間違っているかを見せつける気配が垣間見えた。そのことを私は気に入っている」
「選手たちは新しい契約が彼らをより良くするのではなく、ロッカールームやピッチでの競争が彼らをより良くするのだということを理解しなければならない」
「彼らはサヴィーニョや(ジェレミー・)ドクらと戦わなければならないと感じる必要がある。フィル(・フォーデン)もそこでプレーできる。それがポイントでもある。結局のところ、重要なのはパフォーマンスでゴールやアシストを記録することだ」
【ハイライト動画】レイトン・オリエントvsマンチェスター・シティ