画像提供:マイナビニュース学習塾「武田塾」を展開するA.verは、私立大学への進学を希望する高校生の子どもを持つ保護者107名を対象に、子どもの大学進学費用に関する実態調査を実施した。
○1.保護者の約9割が大学進学費用の増加に「不安」を実感
「Q1.大学進学に向けた受験費用の増加について、どの程度不安を感じているか」(n=107)と質問したところ、「非常に不安を感じる」が45.8%、「やや不安を感じる」が43.9%となった。
○2.費用面で不安を感じる項目、「学費」が70.8%で最多
Q1で「非常に不安を感じる」「やや不安を感じる」と回答した人に対し、「Q2.費用面で特に不安を感じる項目を教えてほしい」(複数回答可)(n=96)と質問したところ、「学費」が70.8%、「受験料」が62.5%、「塾や予備校の費用」が54.2%という結果となった。
○3.92.5%が大学進学費用の高騰を受け、家計の見直しを「実施」または「実施予定」と回答
「Q3.大学進学費用や学費の高騰を受けて、家計の見直しを行ったか」(n=107)と質問したところ、「すでに見直しを行った」が12.1%、「現在見直しを行っている」が48.6%となった。
○4.家計見直しの具体策、「娯楽や趣味の支出を減らす」「毎月の生活費を削減」が上位
Q3で「すでに見直しを行った」「現在見直しを行っている」「今後見直す予定」と回答した人に対し、「Q4.具体的にどのような見直しを行った/行う予定か」(複数回答可)(n=99)と質問したところ、「娯楽や趣味の支出を減らす」が56.6%、「毎月の生活費を削減する」が44.4%、「外食や出前の頻度を減らす」が41.4%という結果となった。
○5.準備している大学進学費用の総額、「150万円以上」が約6割
「Q5.現在準備している大学進学費用の総額を教えてほしい」(n=107)と質問したところ、「150万円以上200万円未満」が18.7%、「300万円以上」が15.9%という結果となった。
○6.90.7%の保護者が学習の効率化を「重視」
「Q6.お子さまが受験勉強を進めるにあたり、学習の効率化をどの程度重視しているか」(n=107)と質問したところ、「非常に重視している」が25.3%、「ある程度重視している」が65.4%という結果となった。
○7.保護者として実施している受験勉強のサポート、第1位「勉強に集中できる環境を整える」、第2位「モチベーションを支える声かけ」
「Q7.お子さまの受験勉強を効率的かつ効果的に進めるために、保護者として行っているサポートがあれば教えてほしい」(複数回答可)(n=107)と質問したところ、「勉強に集中できる環境を整える」が44.9%、「モチベーションを支える声かけを行う」が42.1%、「学習塾や家庭教師を検討する」が40.2%という結果となった。
○8.「健康管理」や「悩みを聞く」などのサポートも
Q7で「特に何もしていない」「わからない/答えられない」以外を回答した人に、「Q8.Q7で回答した以外に、保護者として行っているサポートがあれば自由に教えてほしい」(n=98)と質問したところ、「健康管理」や「悩みを聞く」など67の回答が得られた。
○<自由回答・一部抜粋>
・ネットで学校の情報を調べる。
・健康管理。
・通学の送迎。
・こどもが自由に選択出来る環境をつくる。
・自分の経験を伝える。
・悩みを聞く。
・あまり口出しをしない、リフレッシュやストレス解消に付き合う。
○9.効率的な学習に重要だと思うもの、「自学自習を促す環境づくり」が61.7%でトップ
「Q9.お子さまの受験勉強において、効率的な学習を実現するために重要だと考えるものを教えてほしい」(複数回答可)(n=107)と質問したところ、「自学自習を促す環境づくり」が61.7%、「学習進捗を把握しやすい仕組み」が46.7%、「学習意欲を維持する工夫」が43.9%という結果となった。
今回の調査では、大学進学費用の増加が家庭の負担を増大させ、多くの保護者が家計見直しや効率的な学習方法を模索している実態が明らかになった。
学費の高騰や受験関連費用の増加は、家計への影響が大きく、今後さらに多くの家庭が負担軽減策を求めると考えられる。
こうした状況下では、「自学自習」を軸にした効率的な学習方法や、家庭で実現可能なサポート体制の整備が、進学を支える重要なカギとなるだろう、としている。
■調査概要
調査名称:子どもの大学進学費用に関する実態調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチデータマーケティング「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2025年1月6日〜同年1月8日
有効回答:私立大学への進学を希望している高校生の子どもを持つ保護者107名
※合計を100%とするため、一部の数値について端数の切り上げ処理を行っている。そのため、実際の計算値とは若干の差異が生じる場合がある。()