レアル・マドリードとの対戦は直近10年で6回目…マンC指揮官ペップ「“クラシコ”のようなカード」

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2025年02月11日 02:00  サッカーキング

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レアル・マドリード戦の前日会見に出席したグアルディオラ監督 [写真]=Getty Images
 マンチェスター・シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督が、現地時間11日に控えたチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメントプレーオフ・ファーストレグのレアル・マドリード戦の前日会見に出席した。『UEFA.com』が会見の様子を伝えている。

 今シーズンのマンチェスター・シティは開幕直後こそ昨季のように圧倒的な強さを誇っていたものの、昨年10月30日に行われたカラバオ・カップ(EFLカップ)4回戦でトッテナムに1−2で敗れると、ここから不振がスタート。これは国内の戦いだけでなく、CLにおいても同様で、リーグフェーズ第3節スパルタ・プラハ戦(○5−1)までは2勝1分と悪くないスタートを切ったが、その後は今月22日に行われた第7節パリ・サンジェルマン戦(●2−4)まで、1分3敗と未勝利が続いた。

 突破のためには勝利が絶対条件のなかで迎えた最終節、クラブ・ブルッヘを3−1で破ったことで敗退は免れたものの、22位でリーグフェーズを終えた。この結果、決勝トーナメントプレーオフでは11位もしくは12位のチームと対戦することとなり、マンチェスター・シティが引いた相手は昨季王者のレアル・マドリード。一昨シーズンの王者と昨季のチャンピオンが、早くも対戦することとなった。

 両者の対戦は4シーズン連続で、直近10シーズンで見ると6回目。過去5戦ではレアル・マドリードが3勝、マンチェスター・シティが2勝となっている。グアルディオラ監督は「我々が勝ち抜くこともあれば、敗退することもあったが、直近の数年間にわたって、この両チームは素晴らしい対戦を繰り広げてきた。この10年間で“クラシコ”と呼んでもいいようなカードになったね」と話した。

 レアル・マドリードにはブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオール、同FWロドリゴ、フランス代表FWキリアン・エンバペ、イングランド代表MFジュード・ベリンガムと強烈な“カルテット”が揃っており、ヨーロッパ屈指の得点力を備える。グアルディオラ監督はそんな4選手への警戒を、次のような言葉で表現した。

「あの4選手を90分間、セカンドレグも含めると180分間コントロールすることなど不可能だ。当たり前のような話だが、4人とも卓越した選手であることは分かっている。だからこそ、彼らがプレーに関与する時間を減らさなければならない。彼らには技術があり、相手に関係なく素晴らしいコンビネーションを発揮できるだろう。しかし、我々は自分たちのプレーを徹底しなければならない。『サンティアゴ・ベルナベウ』での2戦目に向けてアドバンテージを得るため、クレバーに戦うつもりだ」

 決勝トーナメントプレーオフ屈指の注目カードとなるが、グアルディオラ監督は「明日、どのようにプレーしなければならないかは分かっているし、そのためのプランはある」と自信を示す。「選手たちはレアル・マドリードとの試合を望んでいたんだ。こんなにも優れた対戦相手は他にいないからね」と対戦相手をリスペクトした上で、「今シーズンの我々は確かに不安定だし、これまでに起こり得なかったことも起きている」と不甲斐ないシーズンを過ごしていることを認めながらも、「だが、我々は必ず立ち直る。私は楽観的な性格だし、落ち着いているよ。次のラウンドに進めることを願っている」と力強く語った。

 マンチェスター・シティがホームにレアル・マドリードを迎えるファーストレグは、日本時間で11日の29:00(12日の5:00)にキックオフを迎える。

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