近年の連対馬には、スターズオンアース、アカイトリノムスメ、クロノジェネシス、アエロリット、メジャーエンブレム、ミッキークイーンと名の知れた馬がずらり。クラシックの優先出走権がない冬場のGIIIでありながらも、ここから直接桜花賞などへ向かう馬もいて、毎年のようにGI活躍馬が出ている。
1.距離延長は割引
過去10回で、前走から距離延長となった馬は[0-1-1-20]で複勝率9.1%しかない。春先の高速馬場ならスプリンタータイプの押し切りも多いコースではあるが、冬場で、まだ脚力の付き切らない3歳牝馬同士の戦いとあっては、距離延長組は長い直線を前に苦戦しがち。
2.前走控えていた馬
過去10回で、前走4角3番手以内だった馬は[3-2-3-38]で複勝率17.4%なのに対し、4角7番手以下は[4-6-6-48]で複勝率25.0%、10番手以下で見ても[3-3-4-28]で複勝率26.3%ある。後ろから末脚を使った経験のある馬が活躍する傾向。
3.余裕のあるローテーション
過去10回で、中4週以上だった馬が全勝。全体でも[10-9-10-87]で複勝率は25.0%ある。対して、中3週以内の馬は[0-1-0-31]で複勝率3.1%とほぼ消しと言って良い成績だ。
コートアリシアンは前走が休み明けでGIの阪神JFに出走して6着。4角16番手から脚を伸ばしていて、内容としては悪くはなかった。新馬を強烈な勝ち方で制し、続く新潟2歳Sでも2着。素質はここでも上位だろう。