ベリンガムが後半ATに決勝弾! CL16強入りをかけたプレーオフ第1戦はレアルがシティに逆転勝利

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2025年02月12日 07:19  サッカーキング

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ジュード・ベリンガムが逆転弾をマーク [写真]=Getty Images
 チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメントプレーオフ・ファーストレグが11日に行われ、マンチェスター・シティとレアル・マドリードが対戦した。

 リーグフェーズで3勝2分3敗を記録し、勝ち点「11」の22位でプレーオフに進んだマンチェスター・シティ。ここ数年は欧州の舞台でも好成績を残し続けていた昨季のプレミアリーグ王者だが、新フォーマットとなった今季のCLでは、リーグフェーズをボトムハーフでフィニッシュしてしまった。対するは、“まさか”の11位でラウンド16へのストレートインを逃したレアル・マドリード。大会連覇を目指す同クラブが早くも正念場を迎え、2年前のチャンピオンと敵地で激突する。

 強豪クラブ同士による一戦は、12分にレアル・マドリードが最初の決定機を作り出す。ボールを繋ぎながら相手をボックス付近に押し込みつつ、ロドリゴがキリアン・エンバペとのワンツーで中央に侵入。右足のチップキックでマーカー2名のギャップを通し、ペナルティエリア内左でフリーとなったフェルラン・メンディにパスを出す。ヴィニシウス・ジュニオールとのパス交換でGKを外してシュートを放つが、カバーに入ったナタン・アケによって防がれた。

 そんななか、19分にマンチェスター・シティがスコアを動かす。自陣左サイドでボールを持ったヨシュコ・グヴァルディオールが縦に流し、走り出したアーリング・ハーランドが体を張ってキープ。バックパスを受けたジャック・グリーリッシュが前線をうかがいつつ、後方からスプリントしてきたグヴァルディオールへと浮き球のボールを送る。胸を使ってワンタッチでハーランドに繋ぐと、左足でダイレクトシュート。GKティボー・クルトワの左脇を射抜いて貴重な先制点を挙げた。

 劣勢となったアウェイチームは、25分にヴィニシウスの個人技でビッグチャンスを創出。敵陣中央での混戦からエドゥアルド・カマヴィンガがこぼれ球を回収し、巧みなタッチでボールをキープする。複数の相手選手に寄せられながらジュード・ベリンガムにパスを出すと、左サイドでパスを呼び込むヴィニシウスへと展開。鋭いフェイントを織り交ぜつつ、得意のカットインから右足を一振り。放ったシュートは美しい曲線を描いたものの、惜しくもクロスバーに直撃してしまった。

 リードを奪ったマンチェスター・シティだったが、29分にアクシデントが発生。試合中に何度か足を気にする仕草を見せていたグリーリッシュがが負傷交代に。代わりにフィル・フォーデンがピッチへ投入される。37分にはホームチームが左サイドでコーナーキックを獲得。ケヴィン・デ・ブライネのクロスにマヌエル・アカンジが飛び込むが、ニアで合わせたヘディングはクロスバーに嫌われてしまう。

 後半開始早々の46分にもマンチェスター・シティが相手ゴールを脅かす。前線からプレスをかけたフォーデンが敵陣右サイド深くでボールを奪取。倒れ込みながらデ・ブライネにパスを出し、ボックス内で待つハーランドへとボールが送られる。左足に持ち替えてゴール正面に運び、体を捻りながら強引にシュート。マーカーにディフレクトしたボールがゴール方向に飛んだものの、またもクロスバーに弾かれてしまった。

 すると、60分にレアル・マドリードがゲームを振り出しへと戻す。相手ペナルティエリア正面でフリーキックを得ると、フェデリコ・バルベルデが壁下を狙ったシュートを放つ。ブロックされたセカンドボールがキッカーの位置で待つダニ・セバージョスにわたり、ボックス内に柔らかいミドルパスを送る。最終ラインとの駆け引きを制したエンバペが抜け出し、体を倒しながらダイレクトボレー。右足はボールにミートしきれなかったが、GKのタイミングを外す形となりゴールへ吸い込まれた。

 タイスコアに戻された一戦は、80分に再びマンチェスター・シティが先行する。ポゼッションを行いながらレアル・マドリードを敵陣に押し込み、リコ・ルイスがペナルティエリア右角のフォーデンに配球。キレのあるドリブルで切り込みながら鋭いダブルタッチでセバージョスの突破を試みると、両者がボックス内で激しく接触する。主審はPKを宣告し、ハーランドが冷静に成功。マンチェスター・シティが再度リードを奪った。

 それでも86分、敵陣中央でベリンガムがボールを回収。右サイドで待つブライム・ディアスに散らし、縦に流れてきたヴィニシウスへとパスを出す。角度の小さい位置から右足を振ると、GKエデルソンがブロック。弾いたこぼれ球をB・ディアスがダイレクトで叩き込み、貴重な同点ゴールをマークした。さらに後半アディショナルタイムには、ヴィニシウスが相手のバックパスをカットしてGKと1対1に。キックは枠の右方向に逸れたものの、走り込んできたベリンガムが詰めて値千金の逆転弾を獲得した。

 結局、そのまま試合は3−2で終了。レアル・マドリードがアウェイで先勝を収めた。セカンドレグは19日に行われ、次戦はレアル・マドリードの本拠地『エスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウ』で両者が対戦する。

【スコア】

マンチェスター・シティ 2−3 レアル・マドリード

【得点者】

1−0 19分 アーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ)
1−1 60分 キリアン・エンバペ(レアル・マドリード)
2−1 80分 アーリング・ハーランド(PK/マンチェスター・シティ)
2−2 86分 ブライム・ディアス(レアル・マドリード)
2−3 90+2分 ジュード・ベリンガム(レアル・マドリード)

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