逆転負けしたレアル戦にフル出場したストーンズ [写真]=Getty Images マンチェスター・シティのチャンピオンズリーグ(CL)ベスト16進出に黄色信号が点った。
CLは今シーズンから大会フォーマットが大幅に変更となり、全チームが合計8試合を戦い順位を決するリーグフェーズが導入された。2シーズンぶりの優勝を目指すマンチェスター・シティは3戦無敗と好スタートを切ったものの、その後は勝ち点を逃す試合が続き、最終節を前に36チーム中25位に低迷。最終節に勝利し何とか敗退は免れたが、ベスト16へのストレートインは叶わず、プレーオフへ回ることとなった。
プレーオフの対戦相手は4シーズン連続の顔合わせとなるレアル・マドリードに決まり、現地時間11日には本拠地『エティハド・スタジアム』でファーストレグが行われた。アーリング・ハーランドのゴールで先制したマンチェスター・シティは、キリアン・エンバペに同点弾を叩き込まれるも、80分にハーランドのPKで勝ち越し。しかし、86分にブラヒム・ディアス、90+2分にはジュード・ベリンガムにネットを揺らされ、痛恨の逆転負けを喫した。
2度のリードを奪いながらも、守備面の脆さを露呈し、最終盤で試合をひっくり返されたマンチェスター・シティ。精彩を欠く今シーズンを象徴するかのような試合にジョゼップ・グアルディオラ監督は「最後の局面で試合を落とすことが多いんだ。このレベルでは本当に難しい。これが初めてのことではなく何度も経験している。同じエリアで同じようなミスが起きる」と悔しさを滲ませた。
データサイト『Opta』によると、マンチェスター・シティが今シーズンの公式戦で逆転負けを喫するのは、全コンペティションを通じて通算5回目とのこと。これは過去4シーズンに喫した逆転負けの数と同じであり、今シーズンの不安定さが際立つデータとなっている。また、レアル・マドリード戦では合計20本のシュートを浴びたが、これはグアルディオラ監督就任以降のホームゲームで許した最多本数だという。
フル出場したイングランド代表DFジョン・ストーンズは「どう言葉にすれば良いのかわからない。全員にとってフラストレーションが溜まる結果だ。終盤の2つの状況で失点してしまった。DFとしてあのような結果は悔しい。怒りと悔しさが込み上げてくる。もっと良い形で試合を終わらせなければならない。監督が言うように、自分たちを見つめ、責任を取る必要がある」とコメントしている。
運命のセカンドレグは現地時間19日、レアル・マドリードの本拠地『サンティアゴ・ベルナベウ』で行われる。
【ハイライト動画】レアルが最終盤の2発でマンCに逆転勝利!