アスレチックス・森井翔太郎「(母の教えが)なければここに来られていない」母と二人三脚で歩んだメジャー挑戦への道

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2025年02月12日 15:33  TBS NEWS DIG

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メジャーリーグのアスレチックスとマイナー契約を結んだ桐朋高・森井翔太郎(18)が11日、母校で記者会見を行った。「(母の教えが)なければ本当にここに来られていない」と話すように、メジャー挑戦の支えになった母・純子さん(49)の存在を明かした。

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森井は投手として最速153キロを投げ、打者では高校通算45本塁打をマーク。ショートの守備もこなす高校屈指の“二刀流”だ。さらに通学する桐朋高校は偏差値70超えの進学校と文武両道の森井。

その森井がどのように育てられてきたのか、会見後取材に応じた母・純子(49)さんは「一緒に(野球の練習を)やっていた。大きいネットを買って柔らかいボールをトスを上げて家の中で打ったり、ピッチングもタオルを持ってフォームをこういうふうにしたらいいんじゃないとかそういう話をしていた」と話す。しかし、野球の知識が乏しかった純子さんは「落合博満さんのバッティング理論の本やボールの握り方の本とかを読んで一緒に(練習を)やっていた。私も興味があったので指導ではなく手伝いみたいな感じだった」と森井を支えた。

森井は純子さんから「『自分の生きたい人生を生きなさい』と言われていた」と話し、精神面も母との“交換日記形式の野球ノート”が支えてくれたという。「目標が高いので不安はいつもあったと思う。その不安に対しても自分で向き合えるように、『大丈夫だよ』というようなことを書いていた」と純子さん。森井は「(野球ノートが)なかったら本当に精神的にきつかった時もあった。手助けになりました」と感謝を述べた。純子さんも「子育てしながら私も成長させてもらった」と親子で走り抜けた。

母と二人三脚でメジャーリーグへの挑戦権を得た森井は「(母の教えが)なければ本当にここに来られていない。一日でも早くメジャーに上がって活躍している姿を見せられたらいいと思う」。メジャー昇格については「自分の希望としてはやっぱり4〜5年で上がっていきたい」と飛躍を誓った。まずはマイナーリーグの中で最下部の組織、ルーキーリーグでプレーし、いよいよメジャー昇格への挑戦が始まる。

■森井翔太郎(もりい・しょうたろう)
2006年12月15日生まれ18歳。右投げ左打ち。東京都府中市生まれ。身長184センチ、体重89キロ。3月、桐朋高卒業予定。投手としては最速153キロの速球を投げ、打者としては高校通算45本塁打、遊撃手の守備もこなす投打の二刀流。メジャーで投手として対戦したいのはレッズ・デラクルーズ、打者として対戦したいのはレンジャース・デグロム。

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