“皇帝”や“昭和30年代の名種牡馬”の名も 共同通信杯参戦のリトルジャイアンツは血統にもご注目

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2025年02月12日 20:45  netkeiba

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重賞初制覇を目指すリトルジャイアンツ(撮影:下野雄規)
 若竹賞を快勝したリトルジャイアンツ(牡3、美浦・村田一誠厩舎)が、共同通信杯(3歳・GIII・芝1800m)で重賞初制覇を狙う。

 リトルジャイアンツは父トーセンラー、母コスモメリー、母の父アドマイヤジャパンの血統。父×母父の組み合わせも珍しいが、父方の祖父がディープインパクトなので、5代血統表では05年菊花賞の1、2着馬が並ぶ。母系を見ていくと、祖母の父シンボリルドルフは「皇帝」の異名をとり、84年に史上初めて無敗でクラシック三冠を制した歴史的名馬。そして曾祖母の父ダンシングキャップは「芦毛の怪物」オグリキャップの父として有名。さらに遡れば昭和30年代の名種牡馬ライジングフレームの名も登場するなど、オールドファンにはたまらない血統構成だ。

 ここまで5戦2勝。昨夏のデビューから2着、4着と悔しいレースが続いたが、3戦目となった昨年10月の東京の未勝利(芝2000m)で横山典弘騎手と初めてコンビを組み、待望の初勝利を手にした。続く葉牡丹賞は後方から鋭く伸びて、勝ち馬と同タイムの3着。年が明けて、前走の若竹賞で最後方からの直線一気を決めて、インパクト大の2勝目となった。直線でモタれるなど、まだまだ若さが残る現状ではあるが、将来が楽しみな逸材といえる。

 父が11着、祖父が10着に敗れた日本ダービー参戦に向けて、賞金を加算したい一戦。引き続き「東のレジェンド」横山典弘騎手の手綱で初タイトルをつかみ取り、クラシックの有力候補に名乗りを上げたい。

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