先発出場を飾った上田綺世 [写真]=Getty Images チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメントプレーオフ・ファーストレグが12日に行われ、フェイエノールトとミランが対戦した。
リーグフェーズで4勝1分3敗を記録し、勝ち点「13」の19位でプレーオフに進んだフェイエノールト。直近の公式戦5試合で3敗と調子が下降線を辿るなか、ホームに13位ミランを迎え撃つ。注目集まる一戦に日本代表FW上田綺世はセンターフォワードとして先発出場。2年半にわたりフェイエノールトのエースとして活躍しながら、今冬にミランへと移籍したメキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネスも“古巣戦”で先発メンバーに名を連ねた。
試合は開始早々の3分にフェイエノールトがスコアを動かす。相手のシュートをキャッチしたGKティモン・ヴェレンロイターが素早くスローイング。ハイス・スマルが左サイドをドリブルで運んでカウンターへと移行する。ライン際で待つイゴール・パイシャオンにパスがわたると、カットインからペナルティエリア左角付近で左足を一閃。グラウンダーのシュートはニアに飛び、GKマイク・メニャンの手を弾いてゴールへ吸い込まれた。
37分にもフェイエノールトがミランを脅かす。自陣深くでボールを受けたトーマス・ベーレンがミドルパスを供給。上田が胸で繋いだボールは一度カットされるが、相手選手同士でディフレクションしたことによりクインテン・ティンバーがこぼれ球を回収する。ドリブルで切り込みながら左サイドに散らすと、パイシャオンがバイタルエリアに侵入。右足でコントロールショットを放ったものの、鋭く落ちたシュートはクロスバーに嫌われた。
先発起用に応えたかった上田だが、シュート0本のままハーフタイムに交代。後半は互いにゴールを奪えないまま終了し、1−0でフェイエノールトが勝利を収めた。セカンドレグは18日に行われ、次戦はミランの本拠地『スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ』で両者が対戦する。
【スコア】
フェイエノールト 1−0 ミラン
【得点者】
1−0 3分 イゴール・パイシャオン(フェイエノールト)