同じ犬種でも「子犬」への態度が全く違った2匹の犬たち その理由は?

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2025年02月13日 11:30  まいどなニュース

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ラブラドールの子犬、ゴンくん(右)に合わせて加減しながら引っ張りっこ遊びをする「教育学部出身のハスキー」ぷくちゃん(左)(動画からキャプチャー/提供:おこめつぶさん)

6歳になるシベリアンハスキーの女の子、ぷくちゃんと、1歳になるラブラドールレトリバーの男の子、ゴンくんと暮らす、おこめつぶ(@BQx6DDsrtCKst3Z)さん。

【写真】小さな子犬を容赦なくいなす、ハスキー犬

ハスキーは天真爛漫で自由奔放なのが魅力の犬種。だが、弟犬として迎えられたラブのゴンくんがちびっこだった頃、ぷくちゃんはしっかりと「子犬の教育係」を勤めていたという。

「教育学部卒のハスキー」というつぶやきと共に、おこめつぶさんがX(旧Twitter)に投稿した動画に映っていたのは、ちっちゃな子犬のゴンくんに合わせ、力を加減をしながら延々と「引っ張りっこ」に付き合ってあげるぷくちゃんの姿。

教育学部卒のハスキー=ぷくちゃんに多くの称賛の声が集まった。

「理想の先住犬ですね」
「すごく手加減して遊んであげていてほんといい子ですね。こんなにちゃんとお姉さんだったんだ!」
「これだけ体格差あると遊び好きな子なら子犬吹っ飛ばしちゃうこともあるけど、すごいお上手」

面倒見ない先輩犬と、茶柱になる子犬

すると、同じくハスキーの女の子、シャンテちゃんと暮らすハマジ(@xxhama2)さんが、構ってほしくてウザ絡みする子犬時代のシャンテちゃんを容赦なくいなす先輩女子ハスキー、シルビアちゃんの姿をXに投稿。

「シルは面倒いっさい見なかった上に大人げなかった。子犬が垂直茶柱になっとるやんけ。優しくしてやれ…笑」

ニコニコ顔とふんわり体型が可愛い普段のシルビアちゃんからは想像もつかない厳しい様子に、驚く声が寄せられた。

「茶柱(笑)。なかなか激しいワンプロですな!」
「年が離れすぎてた、せいですかね?」
「わんこひとりっ子でなくなった嫉妬もぶつけていたんですかねぇ…」
「さすがは甘やかされて育った姫」

「教育係のハスキー」を指導したのは「ラブラドール」

おこめつぶさんとハマジさんは、ハスキー犬のニポくんと暮らすニポニポ GO! GO!!(@GOGO72027211)さんが主催するハスキー犬のオフ会「長崎の陣」などでも交流のあるハスキー仲間。

おこめつぶさんに聞いたところ、ぷくちゃんが「教育学部卒のハスキー」になったのは、「おもちゃの引っ張りっこ」や「レトリーブ(持って来い)」をぷくちゃんに教えてくれた先輩犬、ラブラドールレトリバーの男の子、シロくんのおかげだという。

「シロが12歳の時に、生後50日目のぷくをお迎えしました。シロは新しい家族を喜んでくれ、興味津々で接していました。ラブラドールの男子はいわゆるイタリア人男性風……実際にイタリア人男性と接したことはないので、完全にイメージですが(笑)、人懐っこく、特に女子が大好き。これはシロにもゴンにも当てはまります。

シロはぷくをだいぶ甘やかしており、甘噛みをされても『痛い!』と吠えるだけで、ぷくに対しては怒ることなく接していました。まるでお爺ちゃんと孫のようでした」(おこめつぶさん)

面倒は見なくてもいいんだよ

一方、ハマジさんちのシルビアちゃんは、猫ちゃんがたくさんいるハマジ家のひとりっ子わんちゃんとして、クールでマイペースなハス女子に育った。

「もともと5才以降のシルビアは、子犬・オトナ犬関係なく、ドッグランでも他のワンちゃんそっちのけで、1匹で草木のにおいをかいだり穴を掘ったりと、つねに個人プレイでした。マイペース〜(笑)。ただ、自分にじゃれついてくる子犬にはちょっとオラついてる感じがありました。オトナ犬に対しては、自分からジャレついていって嫌がられたりしてたのを覚えてます。自分が子犬にされて嫌なことをそのまま他のオトナ犬にしているという(笑)。

シルはシャンテを迎えるまでの8年間、ずっと犬1匹で育ったというのもありますが、もともと面倒見もよくなく、母性もなくて(笑)。シャンテはシャンテで、どれだけシルに無視されてもめげずにジャレついてまして。子犬に教育する!というよりは、鬱陶し過ぎてシャンテを追い払ってる感じでした。でも、好きでお姉ちゃんになったわけじゃないし、面倒見なくてもいいよと言い聞かせてました」(ハマジさん)

性格も体型も真逆のはずが……

シャンテちゃんが成犬になってからは、2匹で協力しておやつをせがんだりイタズラをする仲良し姉妹になったシルビアちゃんとシャンテちゃん。

ニコニコ顔がトレードマークだったシルビアちゃんと過ごすうち、シャンテちゃんも表情豊かなハス女子に成長した。

また、丸っこい顔とふんわり体型もチャーミングだった姉犬、シルビアちゃん。もともとシャンテちゃんは細面な脚長ハス女子だったが、なぜか最近、シルエットがおシルちゃんに似てきたそうだ。

「性格は本当に真逆で、表情の豊かさ、特に笑顔だけが似ているなと感じるところだったのですが、最近、足の短さがすごく似てきました。ハスキーは4歳を超えると足が短くなるんでしょうか(笑)」(ハマジさん)

ただし、シャンテちゃんの「子犬」に対する態度は、どうやらおシルちゃんとはかなり違う模様。

「あまり子犬に会う機会はないのですが、一度、ミニチュアシュナウザーの子犬を預かった時は仲良く一緒に遊んでました。シャンテは面倒見の良いお姉さんタイプかもしれませんね」(ハマジさん)

だってハスキーだもの

おこめつぶさんによると、ハマジさんちのシルビアちゃんの容赦ない対応の方が、むしろ自由奔放が信条のハスキー犬らしい対応なのだと言う。

「おシルちゃんやぷくと同様に、ハスキー女子は子犬に対してわりと厳しく躾けるタイプが多いように感じます。母性爆発のマリア様タイプのハスキー女子は、自分は見たことがありません…」(おこめつぶさん)

「ぷくも本来はかなり凶暴な女なんですが、これまでの経験で気を遣うことを覚えたようです」「ゴンはラブですが、ハスキーとしての教育を施しました」「ただしハスキーなので、適当な教育でした」と、Xに投稿していたおこめつぶさん。

犬種や性別が同じでも、性格は犬それぞれ。育った環境や共に暮らす犬からの影響によっても大きく違ってくる……とはいえ、やはりハスキー犬は天真爛漫で自由奔放なのが信条のようだ。

(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・はやかわ リュウ)

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