中学受験、塾にはいつから通う? 〜中学受験実態調査

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2025年02月13日 12:00  ORICON NEWS

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中学受験塾に通い始めた時期は?(オリコン顧客満足度調査)(画像はイメージ)
 1月からスタートした今年の中学受験も、東京都、神奈川県の私立中学校入試の一部を除いて終了し、今年度の受験シーズンもほぼ一段落。これからは、来年以降に中学受験を目指す保護者にとって、どんな勉強をすればいいのか、塾に通うならどこがいいのか等々、頭を悩ませることが多くなることだろう。では、中学受験のための塾に通うのは、いつ頃からがいいのだろうか。

中学受験 塾(集団塾)に通い始めた時期 ※オリコン顧客満足度調査

 顧客満足度調査を実施する株式会社oricon MEでは、昨年11月に発表した「最新 中学受験塾ランキング」、「同個別指導塾ランキング」、「公立中高一貫校対策 塾ランキング」と併せ、「中学受験を目的とした塾の通い始めの時期」についての実態調査を実施。調査は、それぞれの塾に通年通学しており、国私立中学受験の予定がある小学生の保護者、もしくは過去に通年通学し、国私立中学を受験した中学生の保護者を対象に行っている。

■中学受験塾に通い始める時期、「集団塾」は小学3年生から急増、最多は小学4年生の38.0%

 「中学受験を目的とした塾に子どもが通い始めた時期」についての調査の結果、「集団塾」では「小学4年生から」が38.0%と最多に。次いで「小学校5年生」の23.4%が続いたが、「小学校3年生」の割合も、「小学校2年生」の4.8%から5.2倍増となる23.1%に急増。後述する「個別指導塾」、「公立中高一貫校対策の集団塾」よりも1学年早い時期から通い始める傾向にあることがわかった。

■「中学受験 個別指導塾」、「公立中高一貫校対策 塾」は、小学5年生が最多に

 次に「個別指導塾」では、「小学4年生」から通い始める割合が大きく増加し、前学年「小学3年生」での8.3%から3.2倍増の26.6%を記録。最多は「小学5年生」で、前学年から1.8倍増となる44.6%を記録した。

 続いて「公立中高一貫校対策の集団塾」では、「個別指導塾」と同様、「小学4年生」で大きく増加し、前学年「小学3年生」での8.4%から4倍増の34.2%に。最多も同じく「小学5年生」で、前学年から1.2倍増の42.4%となった。

 首都圏模試センターの発表によると、2024年の首都圏(※)の私立・国立中学校の入試受験者数は推定52,400人(前年比99.6%)。受験率は同センターが受験率を発表開始した1986年以来最高の18.12%となり、首都圏の小学生のおよそ4.7人に1人が中学校受験をした計算となった。今年度の受験者数も高止まりを予想する声も多く、中学受験塾のニーズは今後さらに高まりそうだ。

※首都圏(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)
出典:首都圏模試センター「首都圏私立・国立中学校の受験者総数〈推定〉」 https://www.syutoken-mosi.co.jp/blog/entry/entry004298.php

 なお「2024年中学受験 塾(首都圏・東海・近畿)ランキング」、「2024年中学受験 個別指導塾 首都圏ランキング」、「2024年公立中高一貫校対策 塾 首都圏ランキング」では、「中学受験 塾 首都圏」は【啓明館】が2年連続、「同 東海」は【eisu】が4年連続、【浜学園】が初の1位に。「同 近畿」は【希学園】が3年連続の総合1位。また「中学受験 個別指導塾 首都圏」では【TOMAS】が4年連続、「公立中高一貫校対策 塾 首都圏」では【湘南ゼミナール】が2年連続の総合1位を獲得している。

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