米Googleは2月12日(現地時間)、未成年者のオンライン体験をより安全にするため、機械学習を利用した年齢推定モデルのテストを米国で開始すると発表した。
このモデルは、ユーザーが18歳以上か未満かを推定し、それに応じて適切な保護措置を適用することを目的とする。将来的には、この技術を他の国にも展開する予定だ。
前日には傘下のYouTubeのニール・モーハンCEOが恒例の年次書簡で、この技術を年内にYouTubeに導入すると語った。
米Engadgetに対し、YouTubeの広報担当者は「このモデルはユーザーが検索する情報の種類、視聴する動画のカテゴリ、アカウントの年数などのデータを使用して予測を行う」と説明した。例えば、住宅ローンや税金に関する情報を頻繁に検索するユーザーは、おそらく18歳以上であると考えられる。アカウントの使用年数が20年以上の場合も同様だ。
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年齢推定にAIを使う試みは、米Metaも行っている。同社は昨年9月、18歳未満のユーザーを自動的に「Teen Account」にする機能で、アカウントの行動や投稿内容をAIで分析することで年齢を推定すると説明した。
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