カウンターポイント・リサーチ・エイチ・ケーは、2024年スマートフォングローバル市場の販売量ランキングを発表した。調査期間は2024年1月1日から12月31日まで。
iPhone 15が世界で最も売れた端末となり、AppleとSamsungでトップ10機種を寡占している。Samsungは4機種がランクインと2023年から1機種増やす中、他社は3四半期連続でトップ10に食い込むことができていない。
iPhone 15 Pro Maxが2位、iPhone 15 Proが3位にランクインし、Proバージョンが初めてiPhoneの年間販売の半分を超えた。iPhoneの支払いプランや下取り価格が高価格帯機種指向を支える影響もあり、消費者がProバージョンを好む傾向は強くなっている。同社はこれがインドでは2024年第4四半期のトップ5メーカーにAppleが初めてランクインしたことにつながったと分析する。
また、SamsungのGalaxy S24 UltraはGalaxy Sシリーズとしては2018年以来初めてトップ10にランクイン。生成AI機能で消費者の関心を強く集め、チャットやメモのサポート、ディスプレイ上で丸く囲んだ部分に関する検索、リアルタイム翻訳などの機能が高評価を得たという。2024年のGalaxy S24シリーズの販売は米国と西欧が多く、2023年からシェアの変化がみられた。
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Galaxy A15シリーズは、前身機種のGalaxy A14よりも高い順位を獲得。特に北米では過去最高の年間成長を果たし、同社は高機能かつコストパフォーマンスが高いというGalaxy A15シリーズへの評価がSamsungの地位を強固にしたと推測している。
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