![](https://news-image.mixi.net/article/201/201_20250213_0002044052_001.jpg)
「エモい」という言葉をご存じだろうか? SNSや会話でよく耳にするが、「なんとなく意味は分かっているけど、実際に使ったことがない」──という人が多いかもしれない。「ハッピーメール」を運営するアイベック(福岡市)は成人男女100人を対象に「エモい」についてアンケート調査を実施。聞き取りをした100人のうち、「知っている」「なんとなくニュアンスが分かる」と答えた人は9割を超えた。調査日は1月10日。
最も多かった回答は「なんとなくニュアンスが分かる」で63人。「知っている」が35人。一方、「知らない」と答えた人は、わずか2人だった。だが、認知度が高いのに、実際に普段使っている人は10人、SNSで使っているのは12人で、使ったことがない人が78人に達した。
「エモい」と感じるのはどのような時ですか?と尋ねると、トップは「懐かしい映像や音楽にふれた時」で27人。以下、「懐かしい風景や写真を見た時」(20人)、「哀愁がある建物や風景を見た時」(15人)、「感動的で切ないドラマや映画を見た時」(14人)と続いている。
「エモい」と似ていると思う感情は何ですか?という質問に対しては、「懐かしい」(25人)、「感動する」(19人)、「情緒がある」(19人)という回答がトップ3だった。さて、この「エモい」の意味だが、若者を中心に広まっている造語で、心が強く動かされたときや感情が揺さぶられたときの「なんとも言い表せない気持ち」を表現する際に使われる言葉で、明確な意味はないという。日本語の「えもいわれぬ(得も言われぬ)」と同じような意味と考えるとわかりやすいかもしれない。
その語源については、1990年代にアメリカで生まれた、ロックミュージックのジャンルの一つである「Emo(エモ、イーモウ)」が由来とか。もともと、「Emo」は「感情に動かされやすい」「感情に訴える」「感動的な」などの意味を持つ、英語の「emotional(エモーショナル)」を略した言葉であるため、語源はエモーショナルとすれば、納得することができそうだ。
|
|