「東京は緊張するから住みたくない」北海道出身“元セコマ店員”セクシー女優が二拠点生活を続けるワケ

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2025年02月13日 16:01  日刊SPA!

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一条みお
人気セクシー女優として、北海道と東京を往復しながら忙しい生活を送っている、一条みおさん。セクシー女優のお仕事だけでなく、酪農家を応援する活動をずっと続けている個性派の女の子としても、近年存在感を増してきています。
自分もセクシー女優のセカンドキャリアとして「酪農家になりたい」との夢を持つ一条みおさん。そんな彼女に、デビューのきっかけやご家族との関係、そしてセクシー女優のセカンドキャリアに関して考える点について、たっぷり語ってもらいました!

◆デビュー時から決めていた、北海道と東京での二拠点生活

――一条さんは、月の半分は北海道、半分は東京でお仕事……という生活を、デビューからずっと続けています。二拠点生活は、デビュー時から決めていたんですか?

一条みお(以下、一条):はい、そうです。デビュー前に事務所に「東京は苦手だから住みたくない」って話をしたら、快くOKしてくれたので、ずっと続けさせてもらっています。

――そもそも、デビューのきっかけはなんだったのでしょうか?

一条:田舎から札幌に出てきて働いていたんですが、そのときは彼氏と一緒に暮らしていて。でも別れることになって、家を出なければならなくなってしまったんです。

仕事はジムのインストラクターやセイコーマート、どちらもバイトだったので、収入的には心もとなくて。だからお金をもっと貯めなきゃな、と思っているところで、事務所の方に声を掛けられたのがきっかけですね。

――一条さんの事務所は、東京と北海道に事務所があるんですよね。

一条:はい。だから北海道出身の女の子、けっこう所属しているんですよ。でもみんな、人気が出ると東京に引っ越しちゃうんですよね(笑)。

――それは絶対に引っ越しちゃったほうが楽でしょうから。そんななか、一条さんは北海道に住み続けているわけですが……東京との往復生活を続けながら、出演本数もかなりありますよね。

一条:もう1,000本を超えているんじゃないですかね……。

――「いまだに裸になるのも恥ずかしい」と言っているのに、その数字はスゴイですよ。

一条:自分でも不思議です、本当に(笑)。

◆北海道での妹と猫との暮らし

――でも地方に住みながらでもセクシー女優ができる、という点の証明としては、すごくいい例だと思います。地方在住でも、セクシー女優として活躍できるんだよ、と。

一条:大変な面もありますけれどもね。東京に来たら毎日、お仕事でパンパンですし(笑)。

――北海道では、ひとり暮らしなんですか?

一条:いえ、妹と一緒に暮らしています。あと猫を飼っています。

――ときどきSNSでも登場する猫ちゃんですね、かわいいですよね。

一条:妹と暮らしているのは、猫の世話をしてもらうためでもあるんです。やっぱり2週間、3週間と家を空けてしまうので、妹には助けてもらっています。

◆父に知られても別に構わない

――ご家族は妹さんのほかには?

一条:父がいます。今は一緒に暮らしてはいませんが、北海道にいるときにはときどき食事に行きますね。私の小さい頃に両親は離婚していて、私と妹は父に育てられたんですよ。今は父も、自分の人生を楽しんでいるみたいです。

――お父さんと妹さんは、一条さんのお仕事については知っているんですか?

一条:父には言っていませんね。でも秘密にしたいと言うよりも、わざわざ言う必要はないかなって思っているだけなので。知られたら知られたで、別に構わないんです。

妹にはデビューのときは伝えていなかったんですが、一緒に暮らし始めるときに話しました。長期間家を空けるわけですから、ちゃんと理由を話しておかないと、と思って。

――妹さんの反応はいかがでした?

一条:周りに風俗やキャバクラで働いている子がいたみたいで、あんまり驚いてはいなかったですね。「へー、すごいね」くらいの反応で。今は私のX(旧Twitter)を見て「お姉ちゃん、こういう撮影したんだ」とか言ってきます(笑)。

――仲が良さそうで、素敵な姉妹関係ですね。

◆貯金はしておいたほうがいいと思います

――セクシー女優のセカンドキャリア問題全般についてお聞きしたいんですが、一条さんはいつ頃からセカンドキャリアについて意識していましたか?

一条:うーん、けっこう前から考えてはいます。やっぱり、セクシー女優はいつ仕事がなくなってもおかしくないですし。

――やっぱりセクシー女優が自分のセカンドキャリアを考えておくことは、必要だと思いますか。

一条:人によるとは思いますけど……お金は持っておいたほうがいい、とは思います。さっきも「いつまで仕事があるかわからない」と言いましたけど、収入がなくなってから困っても遅いですから。

あと「AV新法」ができたときみたいな状況に、またなるかもしれません。あのとき、それまで売れていたのに一気に仕事がなくなった女の子も見ましたから。逆に仕事が増えたって子もいましたけれども、どう転ぶかわからないので、貯金しておいたほうがいいな、と。

――たしかに、人生何が起こるかわかりませんからね。

一条:私だけじゃなくて、家族の事情もありますよね。たとえば、うちの父なんですが保険に入っていなくて。もし父が病気になって入院したら……なんて考えると、やっぱりお金は持っておかないと不安です。

将来的には一緒に暮らすか、マンションなら隣の部屋に引っ越してきてほしいですし。もし家を建てるなら、父と住める家にしたいですしね。

◆「内面が好き」と言ってもらえるとすごく嬉しい

――一条さんは、セクシー女優のお仕事で、お金以外のやりがいはどういった部分にあると思いますか?

一条:やりがいは、お金以外にもいっぱいありますよ!私は演技が好きなので、自分で納得できる演技ができたら満足しますし。出演作品がヒットしたら、もちろんうれしいですし。

あと、ファンの方から「あんまりセクシー女優っぽくないね」って、すごく言われるんです(笑)。でも「そんなところが好き」とも言ってもらえるので、そういう点もやりがいのひとつになっています。

――ファンの方から求められている感じがすると、うれしいですよね。

一条:そうですね。そもそも私、コンプレックスがたくさんあって。胸とか、骨格とか、顔とか……。でもそんな私にもファンの方がいて、応援してくれて。「内面が好き」って言ってくれる方も増えたのも、すごくうれしいです。

今後はファンの方のために、撮影を頑張りたいって思っています。

――それでは、これからやってみたいお仕事などはありますか?

一条:やっぱり、演技のほうを頑張ってみたいですね。ピンク映画への出演も、増やしていきたいです。けっこう撮影は大変ですが、やりがいはすごくあるので。

◆将来は酪農で羊を育てたい

――あとはセカンドキャリアとして、酪農家の勉強ですか。

一条:そうですね。でも引退してすぐ酪農を始める、なんて自信はありません。知識も経験もないですし。だから、今のように酪農に関わりつつ勉強もして、ゆっくり酪農家を目指していけたら、と考えています。

自分がやりたいことで、人生を充実させたいですね。とにかく人が多い場所がイヤなので、会社員などは無理ですし(笑)。

――酪農家は最終的な夢として、セクシー女優として現役のうちにセカンドキャリアへの下積みをしているわけですかね。

一条:そうですね……セカンドキャリアのため、という気持ちよりは、今はとにかく全力で「牛乳を飲んでもらいたい」って気持ちが強いです。だから将来の夢は別にして、酪農家さんを応援する活動をしているって感じです。

ただ、ファンの方にも伝えているんですが、あくまでも私は「将来的に羊を育てたい」ので、やりたいことは牛乳関係だけじゃないんです。そこは誤解されやすいんで、私のことは「酪農で羊を育てたい子」と覚えていただければうれしいです(笑)。

<取材・文/蒼樹リュウスケ>

【蒼樹リュウスケ】
単純に「本が好きだから」との理由で出版社に入社。雑誌制作をメインに仕事を続け、なんとなくフリーライターとして独立。「なんか面白ければ、それで良し」をモットーに、興味を持ったことを取材して記事にしながら人生を楽しむタイプのおじさんライター

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